いや、帯に書いてあることはまさにその通りで、「解説書なんかいくら読んだって論理の力は鍛えられない。ただ実技あるのみ」だった。
日本語をきちんと使う能力、これは全ての基礎だ。日本語が曖昧な「空気を読む」ような言葉だと思って納得してきたのであれば、それは大きな間違い。英語を小学生から教えるのには大反対だが、日本語で論理的に話をできないのに、英語なんか中途半端にやっても意味はないとカネがね思っている。本気でやるなから英語を母国語にすべきで、そんな覚悟はないんだから、中学くらいからで十分。かつ大学で行う第2外国語の意味はわからん。
それにしても自分も如何に国語力がないかを思い知らされた。またちゃんとした接続詞の使い方をすれば、非常に論理的な話や文章が書けるはずであることを確認できた。すぐに実践できるかは別だが、これだけ文章を書き散らかしている身としては、意識して文章を書き続けるしかないとつくづく思う。
この本は恐らく日本人殆ど全てが読むべき本ではないかと思うくらいだ。解説をしっかり読み、101問の問題に取り組むのは非常に大変だったが、3年に1度必ず読みかえして自分の成長を確認する本としてもよいだろう。久々の大ヒットということで絶賛しておく。
発行:産業図書
著者:野矢茂樹
定価:2,000円+税
約180ページ
Ⅰ議論を読む
第1章:接続表現に注意する
第2章:議論の骨格をつかまえる
Ⅱ論証する
第3章:論証とはどのようなものか
第4章:演繹の正しさ・推測の適切さ
第5章:論証を批判的にとらえる
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