2009/10/25

新版アクセス解析の教科書を読み終わった

古典的名著の「アクセス解析の教科書」が新版となって戻ってきた。
献本して頂いたので、改めてじっくり読ませていただいた。

構成は、原書を大幅に変更することはせずに、概ね原書と同じになっている。
・アクセス解析は何のために必要なのか?
・アクセスログを読むための基礎知識
・目的別アクセスログの読み方・活かし方
・アクセスログ解析ソフトとサービスの選び方/使い方
の4章で成り立っている。ほぼ項目数も同じだが、新版では幾つか新しい項目も立っている。ただ最後の4章で紹介されているソフトは、時代も変わり、紹介されているツールが大幅に入れ替わっている。

サーバーログが中心であることやそれをそのままエクセルで分析するというのは古い感じはあるが、基本的にどのようなことがわかるのかということや、それをどのように活かすのかという視点は、5年経った今でも全く腐っていない。やはりまずはお勧めしたい基本の教科書であることには変わりはない。

今回何と言ってもCD-ROM付きというのが、よかった。あの物静かな語りが約50分収録されているので、こちらも是非ご覧頂きたい。アクセス解析で陥りがちなワナ ベスト10が収録されている。
・ページビューだけみている
・トップ10ページユーしかみていない
・母数が少ないものに関心がいかない
・コンバージョンが少ないとフォームが悪いと思ってしまう
・直帰率に気づかなければいけない
・すぐ帰らない人はたくさん見ている
・どうでもよい人ばかり集客している
・コンバージョンを増やすための動機をさぐる
・アクセス解析は差分で見よ
・ウェブマスターは日記をつけよ
この10個、それぞれ数分ずつ解説している。




私の本もついでに宣伝しておきます。スイマセン。

0 件のコメント: