2011/02/06

「サンデルの政治哲学」を読んだ

サンデルと言えば、最近NHKで放映された(らしい、というのは自分は見てないので)「白熱教室」ということで、書店をブラブラしている時に、たまたま目に触れた本書を買ってしまったというのがきっかけ。実はどういう議論の進め方を「教室」で進めているのかという点に興味があったのだが、全くそれには答えてくれない本だった。

まあセレンディピティな訳で、それはそれで偶然の出会いで問題ないのだ。新書と言うこともあり、簡単に読破できると思っていたのは間違いでそこは後悔している。時間の無駄とわかっていても読破しないと気が済まない性格なので。

で、結局本書は彼の「哲学」「倫理」といった根源的な考えを元に、どのように人が考えるべきかということを説いたものになる。何が正義なのか、それは適応範囲が政治であれ、社会問題であれ、問われることになる。そこで改めて自分はどういう「正義」感をもっているのかを見つめ直すきっかけになろう。そういう関心をお持ちの方にはお勧めしたいが、「哲学」の歴史的話も多々ある(そんなに難しい話は出てこないけど)ので、万人向けとはいかないだろう。

発行:平凡社
著者:小林正弥
定価:940円+税
約370ページ

第1講:「ハーバード講義」の思想的エッセンス
第2講:ロールズの魔術を解く
第3講:共和主義の再生を目指して
第4講:「遺伝子工学による人間改造」反対論
第5講:コミュニタリアニズム的共和主義の展開
最終講:「本来の正義」とは何か?



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