2010/12/26

「ザッポス伝説」を読んだ

暫くぶりの書評。ダイヤモンド社のハーバード・ビジネス・レビュー編集部からの献本。

仕事始めて数年未満の悩める若いビジネスパーソン以下の人達に読んでもらいたい本ですかね。ネットショップで成功した人の話ですけど、EC成功のコツなんていう視点で読んでも全く役には立たないと思うので、そういうモチベーションでない方向け。帯には「圧倒的クチコミを生む秘密」とありますが、クチコミマーケティングのテクニックのマネをしたいというモチベーションの方にもお勧めしない。


僕にはこういった成功体験本を今更読んでも感動するものでもないが、この本では一つ筋が通っているのは、日本語版への序文にも書いてある通り、「最終的に「幸せになる事」が目的で仕事をしているのなら、もっと「幸せそのもの」に焦点をあてるべきだということに気づいたのです。だからザッポスは社員、顧客、取引先、そして世界に幸せを届ける会社でありたいのです。」ということで貫かれている。まあ成功した人の話だから、というのはあるけど、筆者の哲学には共感した。まあ最終章のハピネスのフレームワークの箇所で、マズローの欲求段階説を持ちだすあたりは青臭いけど、まあいいでしょう。


ということで、業務の役に立てようということにはならなかったので、付箋は1個も付かなかったけど、成功する人はとことん突き詰めてやっているなあというのがわかり、元気をもらえた。最近はどうも元気をもらうのもたまには必要みたい。


発行:ダイヤモンド社
著者:トニー・シェイ
訳:本荘修二、豊田早苗
定価:1,600円+税
約410ページ


PartⅠ:利益を求めて
第1章:ただ、利益を追い求める日々
第2章:うまくいくこともあれば、いかないこともある
第3章:とにかく、あれこれやってみる
PartⅡ:情熱をかけて
第4章:自分の役割に集中する
第5章:成長へのプラットフォーム
PartⅢ:人生の目的にたどり着く
第6章:次のレベルへの進化
第7章:エンド・ゲーム



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