なるほど面グラフにすると、説明しやすくなるケースが結構あるなあというのが発見ではあった。
しかし一方で全てを面グラフにもっていこうとする意図もあり、ちょっとやりすぎな部分も散見された。少しこねくり過ぎではないかと。様々な情報を一つのグラフに取り込むと、グラフは分かりにくくなるので、本当にコンサルの現場で使ったグラフなのか?という例もあった。この辺りはあとがきを読むと、編集者主導のところがあったような気もする。
また第6章のワークショップを活性化するは、別に「アイデアの出し方」とかは面グラフとは無関係でちょっと違和感があった。これは「発想」に掛けた積りなんだろうけど、「発想法」の本ではないのだから、いらない感じがする。
出版社:日本経済新聞出版社
定価:1,600円+税
著者:西村行功
約200ページ
第1章:面発想でメッセージが見えてくる
第2章:面グラフで発想する
第3章:面発想の活用法 社会・生活編
第4章:面発想の活用法 企業経営編
第5章:面発想で分析力と理解力を高めよう
第6章:面発想でワークショップを活性化する
第7章:面発想を使いこなすヒント
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