2010/09/06

「トリプルメディアマーケティング」を読んだ

帯に書いてあることが内容の全てを物語っている感じはする。”消費者の心をオンにする「広告」、信頼や評判を得る「ソーシャルメディア」、顧客と長く結びつく「自社メディア」。3つの連携トリプルメディアが「買う理由」を最大化する。”

個人的には、第10章の「マーケティングROI」の部分に最大の関心事があった。特に非リード型のROI測定の部分で新しい知見があるかと思って読み進んだが、特別なキャンペーンでもない限りなかなかシングルソースでの計測は一筋縄ではいかないという感じで、簡単ではないなと改めて認識した。あとはよく整理されたきれいなポジショニング・チャートが幾つかあり、機会があれば活用させてもらおうと思った。

広告・マーケティング会社や、一定規模以上の事業会社の広告・宣伝・マーケティング部門の方にとっては必読書になるのでしょうね。

出版社:インプレスジャパン
定価:2,200円+税
著者:横山隆治
約200ページ

第1章:無視される企業メッセージ
第2章:マーケティングの核となる3つのメディア
第3章:ソーシャルメディアの活用
第4章:広告らしくない広告
第5章:ソーシャルメディアフレンドリーな広告
第6章:行動ターゲティング
第7章:3つのスクリーン
第8章:非ブランドサイトのすすめ
第9章:ブランドコミュニティー
第10章:マーケティングROI
第11章:デジタルCMO
第12章:社会事、仲間事から自分事化へ

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