本書はタイトルだけでは判りにくいが、帯に書いてある通り、SEO・SEM効果を最大にするアクセス解析というテーマで書かれているのが特徴。つまり主にサイト集客面でのアクセス解析の活用が焦点だ。
ECサイトでGoogle Analyticsを使いこなすみたいな本も既にあるし、今後はやはり明確な目的別使い方という流れになっていくのかと感じた。ただどうしてもGAの基本や各メニュー説明などは重複してしまうので、Google Analytics本はそこがもどかしい。この本もその部分がPart3までで約100ページ、全体の4割弱を占めている。
Part4がSEOの強化、Part5が検索連動型広告の最適化、Part6がランディングページ最適化の本論部分。ここでGoogle Analyticsだけではなく、キーワードツールやYahoo!リスティング広告、AdWordsなど別のツールにも言及し、総合的にどのように使っていくのかを解説してくれている。アクセス解析だけが問題解決の全てではなく、一つに過ぎないということで、Google Analyticsはその一つの素材だ。
Part7は私のTBSの話に近いことを展開してくれている。つまりそもそもの数値の見方の話で、トレンド、ベンチマーク、セグメンテーションみたいな話だ。
著者:大角誠之、阿部圭司
発行:ソーテック社
定価:1,980円(税込)
Part1 Google Analyticsでアクセス解析しよう
Part2 Google Analyticsの登録と初期設定
Part3 Google Analyticsの機能と用語解説
Part4 Google Analyticsを使ってSEOを強化する
Part5 Google Analyticsを使ってリスティング広告を最適化する
Part6 Google Analyticsを使ってランディングページを最適化する
Part7 アクセス解析データ 分析のポイント
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