2008/09/30

ネットショッピングへの支出は、この5年間で3倍に増加

9/30の総務省の統計トピックスから。
http://www.stat.go.jp/data/topics/topi33.htm

「家計消費状況調査」及び「社会生活基本調査」の結果から取りまとめたもの。二人以上の世帯について、ネットショッピングへの1世帯当たりの年間支出総額をみると、平成14年は1万3千円だったが、年々増加し、19年は3万9千円となり、5年前に比べ約3倍になっている。

興味を持ったのは、社会生活基本調査から時間帯別インターネット利用の行動者率を計算したグラフで、社会生活基本調査は15分単位で行動を記録する方法なので、それを集計すると統計的な誤差が結構ありそうだが、グラフを見るとそれなりに傾向は出ている。

ネット全体でのトラフィック量の統計であるNSPIXPのトラフィックデータとは少し違いがあり、アンケートベースと実際とのかい離を知る上で興味深い。一番下のグラフはワイドプロジェクトのNSPIXPのデータから。もちろんNSPIXPのデータは人間以外の様々なトラフィックも入っているのだと思うので、単純に比較していいものではないことは間違いないだろうが、最後の二つのグラフを比較してみて頂戴。




4-8月のPC国内出荷実績、357万台で対前年同期比4.6%増

9/30のJEITAの発表データから。

デスクトップ型は4-8で台数が対前年同期比95.9%、ノート型が9.6%増。台数比は1:2でノート。


最もサイトブランド指数が上昇したのは「ソニー製品情報

9/30の日経BPコンサルティングのリリースから。

「Webブランド調査2008-IV」(2008年7月実施)の結果。ブランド刷新で上昇の「NTTドコモ」と追い上げる「ソフトバンクモバイル」、アクセス~注文・購入者の増加で上昇ランキングトップの「じゃらんnet」など。



英グーグルフォン(T-mobile G1)出荷のインパクト

9/30のHitwiseのブログから。

検索語ではiphoneに及ばないが、google phoneが急上昇となった。G1という名前が災いしてか、検索語から製品関連サイトへの流入がスムーズにいっていないようだ。


2013年に世界で1億人以上が携帯で送金

9/30のJuniper Researchのリリースから。
http://www.juniperresearch.com/shop/viewpressrelease.php?id=145&pr=109

サムライズ、WebTrends Analytics 8.5日本語版を発表、10月中旬から販売

9/30のサムライズのリリースから。
http://www.samuraiz.co.jp/news/20080930wt.html

WebTrends Analytics 8.5新機能
・解析データへの直接アクセスが可能に

・ユーザ側レポーティングの強化

・サイトへの指標重ね合わせ表示機能の強化

・簡素化された価格体系

10月1日にVisionalist 6 リリース

9/30のデジタルフォレストのリリースから。
http://www.digitalforest.co.jp/archives/2008/09/webvisionalist_6.html http://www.visionalist.com/vl6/

『Visionalist 6』はWebサイト業務の専門性に関わらず、あらゆる部門が活用できる、新しいユーザーインターフェースが大きな特長です。これまでのアクセス解析ツールは、Webサイト担当者向けに作られており、操作が複雑なものが主流でした。一方、Webサイトはあらゆる部門において社外のステークホルダーとのコミュニケーション手段として活用されるようになり、簡単な操作で、Webの専門性がなくとも理解できるものが求められていました。 

『Visionalist 6』ではこの市場のニーズに対応し、Webサイト担当者から、マーケティング、営業、総務、人事、広報などの部門でも、簡単にサイトの状況を確認できるユーザーインターフェースを持っています。また、企業の上層部への報告や顧客向けのプレゼンテーションにおいても、そのままそれを使うことができます。毎日、毎週、この新しいインターフェースを確認するだけで、Webサイトの改善施策の立案や、顧客ニーズの把握などが可能となります。

米Facebookがこの1年で5割増、MySpaceは1割減

9/25のHitwiseのリリースから。

サイト利用者数の伸び率はそうだが、絶対値的にはまだFacebookはMySpaceに3倍以上引き離されている。一人当たりの利用時間も1.5倍くらいのかい離がある。


タッチスクリーン型キーボートに負けない通常キーボード型スマートフォーン

9/29のcompeteのブログから。

通信キャリアのサイトでユーザが見ている製品うち従来のQWERTYキーボードのタイプの割合と、実際キャリアサイトでのQWERTYキーボードの機種比率の推移を見てみると、それほど関心度に変化はなさそうだという話。

しかも従来型キーボードのスマートフォーンの関心が4割前後と比較的高止まりなのに、製品での割合は25%前後とミスマッチがあるとしている。まあ販売側からすれば、新しいものを売りたいというのはわかるが、ユーザニーズとまだ乖離があるということ。

あとはユーザ側としては、やはりキーボードからの脱皮がなかなか難しいということがあるのかもしれない。そのあたりの感覚はわからないが。


competeがReferral Analyticsの機能を発表

9/29のcompeteのリリースから。

他所でもやっているので、今までこの機能がなかったのかとびっくり。下記例では、二つの仕事検索サイトを比較し、どれだけ多く仕事サイトに移っていったかを見ることで、優劣が判断できるということを示している。


Googleが47.3%増の12位、2007年米国メディア会社トップ100

9/29のAdvertisingAgeの記事から。

Yahooは12.2%増で20位。


2008/09/29

WAAがアクセス解析用語定義の新版(案)一部翻訳第2弾

WAA(Web Analytics Association)が9/22に発表したドキュメントから。 http://www.webanalyticsassociation.org/attachments/committees/5/WAA_Web_Analytics_Definitions_20080922_For_Public_Comment.pdf (32ページ)

今回は後半。Return VisitorとRepeat Visitorは一言で言うと、どちらも再訪問者と表現したくなるので、特に説明書きがないと判別しにくい

新規訪問者数(New Visitor): レポート期間に、初めてサイトに来た訪問者の数。「初めてサイトに来た」というのは、データを取得開始から最初の意味。つまり、過去を通して初めてサイトに来た時期が該当レポート期間にあたる訪問者数

再訪問者数(Return(ing) Visitor):レポート期間以前に初めてサイトに来た訪問者のうち、レポート期間に来た訪問者数。つまり、過去を通して2回目以降のサイト訪問時期が該当レポート期間にあたる訪問者数。ユニーク訪問者数=新規訪問者数+再訪問者数になる

リピート訪問者数(Repeat Visitor):レポート期間において、2回以上サイトに来た訪問者数

一人当たり訪問回数(Visits per Visitor): レポート期間において、セッション数をユニーク訪問者数で割ったもの

リーセンシー(Recency): ユニーク訪問者が特定の行為を行った日からの経過日数。具体的な行為としては、「訪問」「購入」「ダウンロード」「特定サービスの利用」など

頻度(Frequency): レポート期間において、ユニーク訪問者が行った行為の回数

ページ離脱率(Page Exit Ratio): 該当ページで離脱した回数を、該当ページのページビュー数で割ったもの。直帰率とは異なり、各ページにおいて離脱率が計算される。ツールによっては分母にセッション数が利用されるが、同セッションで何度も同じページが見られることがあるので、分母はページビュー数の方が相応しい

直帰数(Single Page Visits (Bounces)):1ページビューだけのセッションの数。このセッションでは入口ページと出口ページが同じになる。ツールによってはページ別の直帰数も算出する

直帰率(Bounce Rate):1ページビューだけのセッション数を入口ページ数(セッション数)で割ったもの。ページ別の直帰率を算出する場合は、そのページからセッションが開始された数をベースにする。サイト全体でもページ・グループでも同様に算出する

一訪問当たりページビュー数(Page per Visit): レポート期間において、ページビュー数をセッション数で割ったもの

コンバージョン数(Conversion): 望ましい成果が遂行された回数。EC、見込顧客獲得、メディアなどサイト目的に応じてコンバージョンが定義される。コンバージョンは「ゴール」「成果」「成功イベント」などとも表現される

コンバージョン率(Conversion Rate) :関連した分母で算出されたコンバージョンの割合。関連した分母という表現は、セッション数が使われることも、ユニーク訪問者数が使われることもあるため

ヒット数(AKA Server Request or Server Call):サーバに要求のあったリクエスト数。サーバの負荷を知るためには有効な指標だが、訪問者の行動を理解するには役に立たない

インプレッション数(Impressions):コンテンツの一部分でユーザーのブラウザに供給された回数。広告閲覧回数の意味で使われることがほとんど。広告配信側のカウント方法とアクセス解析側でのカウント方法が違うので、数字は食い違いがある

インプレスR&DのWeb担当者Forumで、新連載を開始

http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/2852

データをざくざく処理するためのグラフの読み方、使い方

http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/09/29/3874

第1回 「一つのグラフには一つの主張」の罠/グラフの読み方使い方

自分でも惰性でグラフ作ったりしていると、間違った種類のグラフを選んでしまうことがある。データを読むのが他人であっても自分であっても、複雑なデータから何かを読み取って利用したいという意図でグラフを有効活用するために重要なので。

2008/09/28

WAAがアクセス解析用語定義の新版(案)を公開

WAA(Web Analytics Association)が9/22に発表したドキュメントから。
http://waablog.webanalyticsassociation.com/2008/09/new-standards-d.html
http://www.webanalyticsassociation.org/attachments/committees/5/WAA_Web_Analytics_Definitions_20080922_For_Public_Comment.pdf (32ページ)

二回に分けて翻訳(全文ではないが)する。前回のはまともに翻訳しなかったので、改めてよく読んでみた。今度のは、それほど大きな変更がある訳ではないが、事例やベンダーに確認すべきことなど、解説が多くなり具体的にイメージし易くなっている部分が多い。


アクセス解析の基本用語(Building Block Terms)

ページ(Page): アナリストが定義可能なコンテンツの単位。殆どのツールで、ユーザーがどんな種類のファイルや要求(Flash、Ajax、media files、downloads、document、PDF)を「ページ」と定義するかを決めることができる

ページビュー数(Page View): 「ページ」が見られた回数。サーバーログなら通常status code 200をカウントする。大容量のPDFファイルのダウンロードなどで発生するstatus code 206 (Partial Download)は一部の配信で記録されるためページビューとしてカウントするには相応しくない

訪問数(セッション数)(Visits (Sessions)): セッション(ビジットとも言う)とは、ユーザーの連続したウェブ視聴行動。一定以上の時間が経過するとセッションは終了したものとする。30分以上の間隔があくと、別にカウントすることが多い。30分は世界標準の決め事だが、ツールによって可変。確認事項:同サイト内でセッションが一旦切れた行動の場合、後のセッションの参照元は何か?、外部→サイト内→外部→サイト内の行動の場合、何セッションで、セッションの参照元は何?

ユニーク訪問者数(Unique Visitors): レポート期間に於いて、サイトに1回以上訪問したユニークと推定できる人の数。該当期間に何回訪問しても1と数える。認証が最も正確だが、多くのサイトではユーザー・ログインをしないため、永続クッキーによるカウントが次善の策

イベント(Event): 「広告閲覧」「処理開始」など特定の時間に記録される行動のこと


訪問特性用語(Visit Characterization Terms)

入口ページ(Entry Page): セッション最初のページ。当然合計セッション数と同数の合計入口ページ数がある。例:同セッション内で外部→サイト内A→外部→サイト内Bの行動をした場合、Aだけが入口ページとなる

ランディング・ページ(Landing Page): 定義されたマーケティング施策によってユーザー経験が始まったと特定された閲覧ページ。具体的には広告などで流入したページ。例:同セッション内で検索サイト→サイト内A→検索サイト→サイト内Bの行動をした場合、AとBがランディング・ページとなる

出口ページ(Exit Page):セッション最後のページ。タブあるいは複数ウインドウでブラウザを開いていた場合は、最後に記録されたページとなる

セッション滞在時間(Visit Duration): セッションの長さ。セッションの最後の行動時間から最初の行動時間の差分で計算するのが普通。1ページのみ閲覧したセッションは、時間計測できない。確認事項:1ページセッションの滞在時間はゼロ秒でカウントするのか、滞在時間のカウントから外すのか?

参照元(Referrer):ページあるいはセッションに対するトラフィックの原因。ページ参照元、セッション参照元、訪問者の参照元という階層構造もある。次のような分類もある。「内部参照元」「外部参照元」「検索から」「参照元なし」。「参照元なし」は、URLを直接打ち込んだ場合、ブックマークから、メールなどのアプリケーションから、広告サーバのリダイレクトなどがある。

ページの参照元(Page Referrer): ページに対する参照元

セッションの参照元(Session Referrer): セッション最初のページの参照元。多くのツールで標準的なレポートとして提供されるが、「参照元」「参照元サイト」「参照元ドメイン」「参照元URL」などと記載されることが多い

訪問者の参照元(Visitor Referrer (Original Referrer、Initial Referrer)):訪問者のサイトへの最初のセッションの最初のページの参照元。レポート期間における最初のセッションということではなく、データ取得開始からの最初のセッションのこと

クリック数(Click-through): 訪問者によってリンクがクリックされた回数。典型的には内部あるいは外部の広告活動に関連する。クリック・スルーは広告配信サーバなどの配信側とサイト側の計測で多少の食い違いがでる

クリック率(Click-through Rate/Ratio): 特定のリンクがクリックされた数をリンクが表示された回数で割った数。当然分子分母の双方の数字が、指定されたレポート期間で計測されていなければならない

2008/09/27

米ブロードバンド動画利用世帯数は1年で倍に

9/26のABI Researchのリリースから。
http://www.abiresearch.com/press/1247-Number+of+US+Online+Households+Watching+Broadband+Video+Doubled+In+One+Year

2007年調査では32%だったのが2008年調査では63%と倍増している。

金融不安で変わる、英消費者のオンライン行動

9/26のHitwiseのリリースから。

1.オンラインで安い価格を調べる(何度もこの手の話は最近ある。クーポン)
2.家庭回帰で、家や庭関連のオンライン小売が好調
3.エネルギー効率を求めたキーワードが好調
過去にHitwiseのブログでも見たことがあるので、まとめてリリースしたか。


中国がブロードバンド利用数で世界一位に

9/26のPoint Topicの記事から。

2006年後半から2007年までは米中ともに増加数が同じ程度だったが、2008年に入り中国の増加数が優位を占めた結果。


Bankrate.comが買収したCreditCardGuide.comはいい買い物

9/26のcompeteのブログから。

今年に入って利用者数が好調なBankrate.com。CreditCardGuide.comというところを買収したらしい。このサイトはこのところオーガニックの割合も増えてきているし、Bankrate.comが弱かったグーグルからの流入もおおいということで、データから見た成功事例として紹介している。


2008/09/26

最後に接触した広告コンバージョンルールで損をするのは誰?

atlas instituteが発行したレポート「MEASURING ROI BEYOND THE LAST AD」から.

日本でも最近は、最後に接触して直接コンバージョンしただけでは落としている間接効果も拾おうということで、各種ツールでも「以前クリックしたキーワードやバナー広告」とか「以前接触したバナー」にも効果ポイントをあげようといった集計をするものがある。

このレポートの%がどういう集計をしたものなのかが、今一つ掴めないが、当然直接コンバージョンを刈り取った「検索エンジン」や「アフィリエイト」が相対的にマイナスになって、バナーなどを配信している「アドネットワーク」が間接効果が実はあったというプラス評価になるのは自然。

もう一つのグラフはもっとバーティカルに分割したものだというのだが、音楽など上位は娯楽関連で、こちらはすぐに何かコンバージョンをおこすというものでもないので、間接効果でもっと効果を拾ってあげるべきカテゴリーだという使い方ができるのか。


健康情報サイトの米WebMD、平均滞在時間が8分と長い

9/25のNielsenのブログから。

WebMDの利用者数は1820万人、症状チェックツール利用者はそのうちの6%。



米2008上期広告費は1.6%減、ネット広告は8%増

9/24のTNS Media Intelligenceのニュースから。

業種別では自動車が2桁減。


米自動車サイトの不調が続く

9/25のcompeteのブログから。

このグラフの軸は150万からスタートしているので、誇張しすぎだが、この3年間8月の利用者数を比較してみたもの。


米証券サイトへのアクセス増が続く

9/25のHitwiseのブログから。


中国でも物価高騰で、ネットによる価格比較行動が増加

9/25のBIGresearchのニュースから。

男女別では事前に調べる商品カテゴリーにかなり違いがある。


世界のIPTVサービス売上、2012年に190億ドル規模に

9/25のGartnerのリリースから。
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=764412

契約数は64.1%増で2008年1960万と予測。

日本を除くアジア太平洋地域でも、CRT市場は死滅に向う

9/25のIDCのリリースから。

2008年上期で前年同期比7.2%増の2810万台がパソコンのモニターとして出荷された。



2008/09/25

8月のインターネット広告出稿動向

9/25のDACのリリースから。


インターネット広告の質的効果も測定可能に

9/25のDACのリリースから。
http://www.dac.co.jp/Contents/pdf/press/20080925_eyeblaster.pdf

詳細はいま一つ具体的にわからないが。。。

日産ティアナが84%、クロスメディアのトータル接触率ランキング

9/25の野村総合研究所のリリースから。
http://www.nri.co.jp/news/2008/080925.html

テレビ、雑誌、ウェブ全体でのリーチを測定しようということのようだ。伊藤園のサイトへのアクセスが3割近いというデータは、感覚的に合わない。

「広告ランキング」の特徴は、広告の規模を、メディアへの出稿量から把握するのではなく、生活者の実際の接触量から計測するという手法をとっているため、企業がプロモーション施策を最適化するにあたり、有効な効果指標として利用することができます。ということだが、どれかのメディアでの接触があった場合、よほどその印象が強くない限り、他のメディアでも見たと勘違いするリスクは非常にたかいはず。パチンコのSANKYOは僕でも他のメディアでは絶対見てないと確信を持てるが、それ以外はどうだろうか。

シングルソースとは言え、印象で答えてもらう調査の限界もあることを理解した上で使いたい。

ヤフーの北京五輪特集、アテネの2倍弱を集客

9/25のネットレイティングスのリリースから。

インターネット利用動向調査の2008年8月データによると、Yahoo! JAPANの北京オリンピック特集(beijing.yahoo.co.jp)は、4年前のアテネオリンピック特集(athens.yahoo.co.jp)の約1.9倍に相当する 1257万人が訪問したことが明らかになった。家庭からの利用率を表すリーチも、18.7%から、25.1%へ6.4ポイント上昇している。一方、一人あたり平均利用時間はアテネ、北京ともに13分台で同程度だが、平均ページビュー数はアテネの28ページから北京は19ページへ減少した。これはページ内で閲覧できる情報量が増え、1ページビューあたりの滞在時間が長くなったことを反映している。Yahoo! JAPAN 以外のオリンピック特集では、日刊スポーツ(270万人)、MSN産経(180万人)などのサイトが多くの訪問者を集めていた。

また、スポンサー企業によるオリンピック関連サイトでは、日本コカ・コーラの「オリンピック応援パーク」の人気が高く、7月に34万人、8月には120万人を集めた。この特設サイトによって、日本コカ・コーラが運営するサイト全体(プロパティ)の利用者数も押し上げられ、7月には147万人、8月には216万人に伸びている。


ネットレイティングス代表取締役社長の萩原雅之氏は「コカ・コーラ オリンピック応援パークは、所属する北島康介選手のインタビューに加え北京オリンピック開催中のニュース配信や競技日程・結果データを充実させることにより、ポータルや新聞社のオリンピック特集と比べても遜色ない総合情報サイトとなっていました。単なるプロモーションとしての懸賞やコミュニティに留まらず、公式スポンサーとしてのメリットをウェブで最大限に活かしたコンテンツといえそうです。」と述べている。