2008/09/29

WAAがアクセス解析用語定義の新版(案)一部翻訳第2弾

WAA(Web Analytics Association)が9/22に発表したドキュメントから。 http://www.webanalyticsassociation.org/attachments/committees/5/WAA_Web_Analytics_Definitions_20080922_For_Public_Comment.pdf (32ページ)

今回は後半。Return VisitorとRepeat Visitorは一言で言うと、どちらも再訪問者と表現したくなるので、特に説明書きがないと判別しにくい

新規訪問者数(New Visitor): レポート期間に、初めてサイトに来た訪問者の数。「初めてサイトに来た」というのは、データを取得開始から最初の意味。つまり、過去を通して初めてサイトに来た時期が該当レポート期間にあたる訪問者数

再訪問者数(Return(ing) Visitor):レポート期間以前に初めてサイトに来た訪問者のうち、レポート期間に来た訪問者数。つまり、過去を通して2回目以降のサイト訪問時期が該当レポート期間にあたる訪問者数。ユニーク訪問者数=新規訪問者数+再訪問者数になる

リピート訪問者数(Repeat Visitor):レポート期間において、2回以上サイトに来た訪問者数

一人当たり訪問回数(Visits per Visitor): レポート期間において、セッション数をユニーク訪問者数で割ったもの

リーセンシー(Recency): ユニーク訪問者が特定の行為を行った日からの経過日数。具体的な行為としては、「訪問」「購入」「ダウンロード」「特定サービスの利用」など

頻度(Frequency): レポート期間において、ユニーク訪問者が行った行為の回数

ページ離脱率(Page Exit Ratio): 該当ページで離脱した回数を、該当ページのページビュー数で割ったもの。直帰率とは異なり、各ページにおいて離脱率が計算される。ツールによっては分母にセッション数が利用されるが、同セッションで何度も同じページが見られることがあるので、分母はページビュー数の方が相応しい

直帰数(Single Page Visits (Bounces)):1ページビューだけのセッションの数。このセッションでは入口ページと出口ページが同じになる。ツールによってはページ別の直帰数も算出する

直帰率(Bounce Rate):1ページビューだけのセッション数を入口ページ数(セッション数)で割ったもの。ページ別の直帰率を算出する場合は、そのページからセッションが開始された数をベースにする。サイト全体でもページ・グループでも同様に算出する

一訪問当たりページビュー数(Page per Visit): レポート期間において、ページビュー数をセッション数で割ったもの

コンバージョン数(Conversion): 望ましい成果が遂行された回数。EC、見込顧客獲得、メディアなどサイト目的に応じてコンバージョンが定義される。コンバージョンは「ゴール」「成果」「成功イベント」などとも表現される

コンバージョン率(Conversion Rate) :関連した分母で算出されたコンバージョンの割合。関連した分母という表現は、セッション数が使われることも、ユニーク訪問者数が使われることもあるため

ヒット数(AKA Server Request or Server Call):サーバに要求のあったリクエスト数。サーバの負荷を知るためには有効な指標だが、訪問者の行動を理解するには役に立たない

インプレッション数(Impressions):コンテンツの一部分でユーザーのブラウザに供給された回数。広告閲覧回数の意味で使われることがほとんど。広告配信側のカウント方法とアクセス解析側でのカウント方法が違うので、数字は食い違いがある

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