2012/08/27

スポーツのデータ分析 [週刊IFWA 2012/8/20]

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■ スポーツのデータ分析
8月上旬はロンドン五輪でにぎわった訳ですが、女子バレーが銅メダルということで、監督が持っていたiPadなどに注目が行きました。過去の試合データに加えて、会場で電波が飛んでいれば現在行われている試合のデータも反映させて、リアルタイムにデータ分析するということのようです。

プロ野球なんかでもID野球とか言ってデータに基づいて監督が指示を出すようなことは昔から行われていますし、サッカーなどでもボール保持率などの統計を取っていることは有名です。

これらに共通なのは、チームで相手と戦う競技です。相手の弱点を叩けばこちらに有利になるというゼロサムゲームですし、自分や相手チームの実際の試合のメンバー構成などにも臨機応変に対応しなければならないというのが分析のしどころということでしょうか。

一方、体操の内村、ハンマー投げの室伏、陸上のケニアの選手などが何故強いのかというのを科学的に分析しようというテレビ番組も見ました。こちらはどちらかと言えば、自分との闘いという分類になるのでしょうか。

例えば内村選手の強さというのは、小さいころからの空中感覚を養う訓練であるといった、簡単に真似できない要素が大きく、本人も頭の中にもう一人の自分が居て見えるんだという始末で参考にならない(笑)。

ちなみに私も器械体操をしてましたが、空中感覚みたいなものは説明できません。危ないか危なくないかなどは瞬時に本能的に感じますが、それを論理的に説明することはできないです。

陸上競技だと、ケニアの選手の強さは、小さいころから悪路を走っていること、踵から着地しないで、つま先から着地することで、実はエネルギー的にも効率がよいなどといった科学的な分析がされていました。

他にも水泳などですと、いかに水の抵抗を少なくする泳ぎが可能なのかを流れるプールなどで実証するということも簡単にできる時代になりました。

実際の五輪競技を深夜に見ることは少なかったのですが、科学的アプローチの番組を幾つかみることができて、興味深かったです。いろんな楽しみ方があると思いますが、皆さんは如何でしたか?

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