2011/08/01

大学4年間の文系・理系なんて将来どうにでも修正できる [週刊IFWA 2011/6/20]

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■ 大学4年間の文系・理系なんて将来どうにでも修正できる

Webマーケッター瞳の村上佳代さんのブログで触発されたので、久しぶりこの話題に触れてみたい。ブログのエントリーはこれ↓
「Webマーケッターは文系・理系、どちらに向いているのか?」

http://riha-ku.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/web-13-b202.html
http://riha-ku.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/web-23-b332.html
http://riha-ku.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/web-33-1f8a.html

詳しくはオリジナルの投稿を見て欲しいのですが、彼女いわく、「Webマーケッタースキルの必要条件を式化すると、以下となります。」
・文系的シナリオ構築力+理系的数字系の強さ+革新性


そしておまけとして、「「論理的思考」が現代のビジネスパーソンに必要とされています。この「論理的」という漢字を分解すると、「論」と「理」。まさしく、文系と理系の両方のセンスが必要であることを物語っていると思います。」とうまくまとめています。

大学などで、理系・文系などと括ってコースを決めてしまうのはわかりやすいのですが、僕は特定分野の超専門家を嗜好しているわけでもなく、普通のビジネスパーソンであるならば、どの分野の仕事をしていても理系・文系などと2原論のように括ることにあまり意味を感じません。

僕の場合、大学は理科系で入学し、卒業は文科系学科。会社は事務職でスタートし、最後は技術職。特許まで書かされました。最も長く20年間やっている仕事を職種的に言えば、メディア・リサーチャー。基本的にはマーケティング、メディア、統計・分析が軸です。でも、実は社会人スタート時点で叩き込まれた「会計」も得意です。だから会計もアクセス解析も同じだなんて話もよくします(どう同じかはここではお話しませんけど)。

社会全体のことに興味を持ちながら、主に数字を使って、いろんな事象を分析するということで、理系も文系もないあらゆる視点が要求される仕事だと思っています。だからもし大学生に言うのであれば、大学で4年間理系だった文系だったなんてのは、やがてどうでもいいことになるのだと。その後の方が遥かに長いのですから、自分でどうにでも切り開いていけるのだと思って欲しいです。

一般消費財を扱うばりばりの営業の人だって、どれだけ効率的に売上を上げるような営業をするのか、効率のよい集客施策は?ってことを考える場合は、数学的素養をフル稼働させているはず。結局どの分野でも成果を出している方は、文系・理系をあまり意識せずに、それをうまく活用して実践できているのではないかと思う次第です。

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