2010/11/16

2010Q3国内クライアントPC出荷台数、368万台で前年同期比20.1%増

2010/11/16のIDC Japanのリリースから。

・2010年第3四半期の国内クライアントPCの出荷台数は368万台、前年同期比20.1%増、3期連続の2桁成長
・ビジネス市場は、206万台、同27.6%増、大企業向けが好調、XP駆け込み需要も寄与
・家庭市場は、161万台、同11.7%増、オールインワンタイプ デスクトップPCの需要がけん引
・出荷台数シェアではNECが富士通を抜き首位に

国内クライアントPC出荷台数は、2010年に入り、3四半期連続して、家庭市場、ビジネス市場共に2桁の成長を遂げた。特にビジネス市場では、大企業向け出荷が大幅に増えたことや、Windows XPが、2010年10月末に出荷終了になるため、駆け込み需要があったと考えられる。
家庭市場では、デスクトップが前年同期比 45.5%増、46万台と大きく伸びた。オールインワンタイプのデスクトップPCの出荷が引き続き好調であったことがその要因に挙げられる。
2000年の最盛期には、四半期で100万台を超えていたデスクトップの出荷台数は、2009年第3四半期には、32万台まで落ち込んだ。しかし2010年に入り、オールインワンタイプが好調となったため、再びプラス成長に戻り、復活を果たしたとみることができる。

2010年第4四半期の見通し: 家庭市場は、エコポイントの効果により、大手家電量販店に足を運ぶ人が増え、PCは今年一定の成長を遂げたとみることができる。しかしエコポイントの見直しが入る前の11月は、駆け込み需要が液晶テレビに向かうと想定され、PCがプラス成長を維持することは難しいとの見方をしている。
一方、ビジネス市場では、引き続き企業の買い替え需要や、Window XPの駆け込み需要により、出荷が持ち上げられることが想定されますが、前年同期の2009年第4四半期には、スクールニューディールの特需があったため、成長率で見ると1桁の成長率になるとの見方をしている。


関連リンク:
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