2010/04/26

WAAのアクセス解析資格認定試験、長文問題に答えて下さい(ブログへの投稿でどうぞ)

まず第5回目の回答ですが、cが正解です。ちなみに第5回目の問題はこちら↓でどうぞ。
WAAのアクセス解析資格認定試験、第5問に答えて下さい(ブログへの投稿でどうぞ)

それでは最後の長文読解問題をどうぞ。長文のため原文は省略しました。拙訳はご容赦を。


Credit-Point
指示:下の演習問題を読んで、質問に答えなさい。但しあなたの現在の役割や経験の視点からではなく、記述された立場にあるという前提で。


概要:あなたは、特定のお店や、食料品店、ガソリンスタンドなどで買い物をした顧客に対してポイントプログラムを提供している「Credit-Point」サービスにおける上級アナリストの役割を担っている。「Credit-Point」は会員数の規模で米国で4番目に大きいサービスである。

「Credit-Point」は現在400万人の会員を持っている。参加店舗において1ドルの購入に対して1ポイントが付与される仕組みで、家電製品やギフトカード、おもちゃ、スポーツ用品などを含む様々なものと引き換えることができる。「Credit-Point」は現在市場の中では最も多用な交換品の種類を有したサービスである。


組織構造:「Credit-Point」は現在ポイントプログラムの全ての面を管理する十分な従業員で構成しており、7つのグループに分類されている。

グループ:責任の範囲
幹部 :プログラムの管理と戦略立案
交換品:プログラムで提供する交換品のセットの管理
スポンサーシップ:ポイント提供者との関係の管理
ユーザ経験:ウェブサイトのデザインとマーケティングの管理
フルフィルメント:ポイント交換後に顧客に交換品を届ける
サービス:ウェブとコールセンタに於ける顧客とサービスの関係管理
ブランディング:ブランドの継続性とPR戦略
技術:技術系全ての管理

ウェブアナリティクスに関する責任は現在技術のグループが担当している。


ポイント交換:
「Credit-Point」では顧客がポイントを交換した時に売上を立て、顧客がウェブサイトを使っても使わなくても、各顧客がポイントを取得した時点で費用計上する。顧客はウェブサイトでもコールセンターを通じてでもポイントを交換することができる。ポイント交換の75%がウェブサイトで発生する。平均してオンラインでの交換のための費用は1ドルで、コールセンターだと1件当たり3.5%のコストが掛かる。


「Credit-Point」サイト:
CreditPoint.comは、顧客がプログラムを処理する主要な手段になっている。サイトでは、交換プログラムについて知る、ポイントカードを入手するための登録、交換品の閲覧、ポイントの交換、「Credit-Point」の誰かと話をするための連絡先情報を知るといったことができる。「Credit-Point」の顧客の6割は、このサイトを1ヶ月に最低1度は利用する。


現在のウェブサイトの計測:
CreditPoint.comは現在9つの重要業績評価指標(KPI)をレポートしている。自動化されたこれら9種類のレポートは、月初に全従業員に直接解析ツールからメールで送られている。


9つの指標とは:
ユニーク・ビジター数

ログインしたユニーク・ビジター数
交換数
ユーザー登録数
明細閲覧数
ページビュー数
お問い合わせページへの訪問回数
最初の交換数
検索回数

全ての従業員はこのサイトの解析ツールの利用権を持っている。ツールベンダーは毎週、電話での教育コースを提供している。何人かの従業員はこれらのセッションに参加したが、多くの従業員は過去ツールを使ったことすらない。

顧客調査の結果では、初めての人にとって、このウェブサイトのナビゲーションは難しいことが分かっている。一方交換を頻繁に行ったり、ポイントが多く溜まっている優良顧客にとっては、彼らが欲する機能が不足していることを調査は示している。

「Credit-Point」は現在のデータから引き出せる価値が不足しているとして、高度なツールに投資先することについて再考を始めている。また利用率が低いので、正しい解析ツールを選定できているのかも疑問を感じている。一般論として、「Credit-Point」は解析の実行によりもっと重要な価値を見出すことができるはずだと信じているが、どうしたらよいのかはわからないでいる。あなたの新しい役割は、「Credit-Point」でのウェブ解析をよくするための責任を任された。

あなたが雇用された時、経営レベルは主要な問題は高い利益を創出することであると明確に言った。しかし彼らはウェブ運用の細目には関与したがらなかった。彼らはまず正しい指標を計測することを保障して欲しいといい、次にサイトをどうすべきで、それは何故なのかを誰かに指摘して欲しいというのだ。


質問:
1.この与えられた条件下で、あなたはどの部門に対して報告するのが最も妥当か?
a.幹部
b.技術
c.ユーザ経験
d.ブランディング

2.「Credit-Point」が現在使っている指標で最も問題(challenge)なのはどれか?
a.従業員が重要な割合を計算できていないこと
b.指標がビジネスの目標と連携していないこと
c.各部門のニーズにカスタマイズしたレポートになっていないこと
d.技術的ニーズに焦点が当てられ、顧客の経験に当てられてないこと

3.売上を改善する観点で、「Credit-Point」のために最も重要な計測すべき指標はどれか?
a.交換で顧客が登録した割合
b.ログインした訪問者の割合
c.サイト全体の直帰率
d.全体の交換回数

4.レポート提供頻度で何が問題でしょうか?
a.レポート提供頻度に悪いところはない
b.全ての従業員にもっと頻繁にレポートを送るべき
c.レポートは月初に送り、月末に送るべきではない
d.従業員によっては、もっと頻繁にあるいは逆に少なく情報を受け取る必要がありそうだ

5.「Credit-Point」で指標の規律(discipline)を改善するために、まず何をあなたはすべきですか?
a.行動に繋がる新しい重要業績指標の組み合わせを提案する
b.個別の分析要求のためのオンライン追跡プログラムを開始する
c.主要な関係者に対して、彼らのニーズを評定するためにインタビューする
d.現在の月次レポートの提供をやめる

6.プログラムを処理するため顧客がウェブサイトを進んで利用するようになるために、「Credit-Point」で最も信頼できる指標は何か?
a.コールセンターを通じて顧客が交換をする割合
b.サイトで顧客が登録する割合
c.交換品のカートのコンバージョン率
d.サイト離脱率

6 件のコメント:

運営堂 さんのコメント...

1-c
2-d
3-a
4-d
5-c
6-b

難しいです・・・。

You Higuchi(@U_you) さんのコメント...

初めまして。この検定、原文でもいいので是非チャレンジしてみたいと思いました。
でも、難しいですね。。。
1-a
2-b
3-d
4-d
5-c
6-b

と思います。

mamo さんのコメント...

1-a
2-b
3-d
4-d
5-c
6-b

2番がcかなとも思いますが…。

*_iri_* さんのコメント...

原文を見て正解を知っていますが(笑)やってみた答案を書きます。

1-a 全社KPIの設計をして、その後UXに下ろしていくのかと。
2-b 
3-a 売上に直結するのは「(たまったポイントの)交換」ではなく「会員登録」の方だというのがポイントですね。
4-d 部門別のKPI設定。
5-c
6-b でも、「サイトを進んで利用するため」か…

文章題はやりがいがありますね。

SatoshiTateda さんのコメント...

1-a
2-b
3-a
4-d
5-a
6-a

4択は全部正解できましたが…。
これは、自分の会社ルールで考えるとハマりますね(笑)
冷静に、そもそも論に立ち帰らないと。。。

でも、これはとっても楽しい経験機会、感謝です(^_^)

Grazie さんのコメント...

1-a
2-b
3-a
4-d
5-c
6-c

英語原文で答え合わせ。
自分の解釈の甘さに気づきました...。