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http://ibukuro.blogspot.com/2010/07/blog-post_12.html
■ 2.5%安いと、45%の人が店舗でなくオンラインで買う
注目記事として★を付けましたが、僅かな違いで人の購買行動に大きな影響をもたらすということを示したこのデータは非常に興味深いです。
http://www.scribd.com/doc/103349382/GroupM-Next-White-Paper-Showrooming-and-the-Price-of-Keeping-Buyers-In-Store
オンライン価格が店舗価格より2.5%安いと45%がオンラインで買い、5%安いと6割がオンラインに流れるといったことが読み取れるデータです。
当然それぞれの商品の販売金額や商品特性によって違いが出るので、全体の平均値を示すだけではあまり宜しくないのですが、この発表資料では、対象となった個々のデータのプロットと全体の平均が分かりやすくグラフで掲載されており、非常に好感が持てました。
もう一つの分析軸として、価格差でも同様なグラフが掲載されており、絶対値としての額と相対値としての価格差率の二つの軸でもデータが提供されているのも好感が持てました。
データ分析で気をつけなければならないのは、相関関係と因果関係の違いだったり、平均値と分散(分布)の両方を見ることであったり、回帰直線(曲線)とその元データのプロットのバラつきを同時に見ることだったり、複合的な見方をすることだと思っています。
それほどボリュームがある訳ではないホワイトペーパーなのですが、非常に示唆に富む面白みを感じました。
一方で最近、紹介するに堪えないデータのリリースなども多数目につきます。せっかく外部にデータをリリースするのであれば、キャッチーでメディアに取り上げられそうなタイトルにすることばかりに力を注がずに、中身をまずはしっかりして欲しいものです。
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