2011/09/20

コミュニケーション能力を上げていこう  [週刊IFWA 2011/8/22]

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■ コミュニケーション能力を上げていこう


先週Google アナリティクスの「セッション」の定義が変更するという話をしました。仕様解説の続編をする積りはないのですが、Googleらしく、ちょっと変わったロジックであるということが真相のようです。


Google アナリティクスの場合は無料のツールですから仕方ないとしても、サービス提供側の情報提供のあり方について考えさせられました。私がよくお話するのは、こういうデータは最初の設定とか、言葉の定義とか計算式が大事で、それがしっかりしていないと判断を誤る事にもなりかねません。


今回のGoogleからの発表(Google Analytics公式ブログ(英語版))を見ると、説明不足の感は否めません。「これこれは含みます」と一例だけ示されても全貌は不明のままで、これは疑問を生むだけです。何が含まれ、何は含まないという定義を示してくれないとダメだと思います。


いくら技術の会社だと言っても、プロダクトマーケティングの責任者が、正確な情報を発信しなければならないと思います。


ということで、タイトルの話題に入るのですが、企業側の発表だけに止まらず、あらゆる仕事・プライベートで、思いを正しく伝える能力というのが、生きていく上での根本的に必要な技術だと考えています。


コミュニケーションが下手だと、無用な質問や疑問、疑惑や信用不安で、発信している本人にも返ってくることになるので、中途半端な伝え方や情報提供は双方にとってデメリットです。「お前の言っていることわからない」と平気で指摘してくれる友人や同僚が傍に居ればよいですが、いつまでもそんな周りの人に期待することは無理です。


私は下記を心掛けています。この10年、「言った言わない、聞いてない」的なトラブルは殆どありませんが、ちょっと怠ると起こってしまうものです。
・情報を網羅して発信する
・聞き手(受取手)の立場になって文書や言い方を考える
・場面や手段に応じた適切な応対をする
・オンラインだけで処理せず、面と向かって話をする
・確認のメモを共有する
・期限前に再確認する


ITリテラシーみたいなこと以前に、コミュニケーション・リテラシーからまず習得すべき方も多いように感じます。自分の場合は、社会人になって3年くらいで、先輩の方法を見習ったり、失敗をすることで習得してきたような気がしますが、コミュニケーションについて、体系的に教わったことは記憶にありません。


皆さんはどうやって習得されてきましたか?

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