2011/05/30

Google Analyticsが過渡期に突入か [週刊IFWA 2011/3/28]

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http://ibukuro.blogspot.com/2010/07/blog-post_12.html

■ Google Analyticsが過渡期に突入か
このところGoogle Analyticsに関わるアナウンスが急増しています。

・「ユーザー」メニューの上から二つ目にあった「ベンチマーク」が消滅http://analytics-ja.blogspot.com/2011/03/benchmarking-report.html
・新バージョンの同時利用が開始http://analytics-ja.blogspot.com/2011/03/looking-towards-future-of-google.html
・Google Analyticsの接続速度のレポートが廃止にhttp://analytics.blogspot.com/2011/03/fond-farewell-to-connection-speed.html

他にもニュースにはなりませんが、日本語版では用語が微妙に変化していることをご存じでしょうか。指標の意味は変わっていないと思われますが、言葉使いは変化しています。まだ他にもあるかもしれませんが、気が付いただけでも、これだけあります。

・「コンテンツ」メニューの「上位リンク先ページ」→「上位のランディング ページ」
・「eコマース」タブの「平均値」→「平均注文額」
・「eコマース」タブの「セッション値」→「平均訪問単価」
・「ユーザー」メニューの「リピートセッション数」→「ユーザーのロイヤリティ」
・その配下のメニューの「リピート セッション数」→「リピート回数」
・同「セッション頻度」→「リピート間隔」
・同「平均訪問ページビュー」→「セッション中のページビュー」


より分かりやすい言葉使いに変更されることは大歓迎なのですが、ユーザーとして頻繁に言葉使いが変更されるとツライものがありますね。レポートが無くなったという誤解もされやすいですし。

新しいバージョンが全てのGoogle Analyticsカウントで見られるようになるまでの時間も掛かるでしょうし、現バージョンがすぐに見られなくなる(完全にスイッチする)訳でもなさそうです。今年はこの過渡期で、純粋なユーザーとしては悩ましい時期が続くのではないでしょうか。計測コードのバージョンアップなどの追い打ちが来ないことを望みます。

ところで、先週のメルマガでもご案内しました通り、先週後半にGoogle Analytics本を、ファイルのみ(PDFファイル)で販売開始しました。もう出版社も現バージョン向けの書物を出すことはないでしょう。そんな今更人に聞けないGoogle Analytics関連情報をまとめて提供させて頂きました。

Google Analyticsの日本語公式ブログや日本語ヘルプも、実は2010年秋頃充実してきました。しかしやはり情報がまとまってあることには、意味があると感じています。

構成は以下の通りで、全編を通すと280ページ位のボリュームになります。
第1部:Google Analyticsでつまずく点(Q&A編)
第2部:Google Analyticsの仕様(解説編)
第3部:応用とツール活用(実践編)


約50ページは無料でダウンロードできますので、関心のある方はどうぞ。http://bit.ly/ft0Bjr

関連リンク:
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