2011/02/23

2010年の日本の広告費、前年比 1.3%減、テレビは1.1%増、インターネットは9.6%増(電通発表)

2011/2/23の電通のリリースから。http://www.dentsu.co.jp/news/release/2011/pdf/2011019-0223.pdf

2010年の日本の総広告費は5兆8,427億円、前年比98.7%であった。総広告費は、2004年に日本経済の景気回復基調とデジタル家電やインターネットの普及を背景に増加傾向となり、2005年(前年比102.9%)、2006年(前年比101.7%)、2007年(前年比101.1%)と増加を続けた。しかし、2008年にアメリカの金融危機に端を発した世界同時不況を背景に減少に転じ、2008年(前年比95.3%)、2009年(前年比88.5%)に続き、2010年も前年比98.7%と前年実績をわずかに下回ったものの、マイナス幅は前年比 1.3%減と大幅に縮小した。

媒体別にみると、「テレビ広告費」(前年比101.1%)が増加したが、「新聞広告費」(同94.9%)、「雑誌広告費」(同90.1%)、「ラジオ広告費」(同94.8%)が減少し、「マスコミ四媒体広告費」(同98.1%)は6年連続して前年を下回った。マスコミ広告以外では、「プロモーションメディア広告費」(同95.6%)が3年連続での減少となった。BSデジタル放送などの増加で「衛星メディア関連広告費」(同110.6%)は2ケタの伸長となった。「インターネット広告費」(同109.6%)はインターネット連動型キャンペーンが増え、大幅な増加となった。

業種別(マスコミ四媒体)では、「情報・通信」(インターネットサイト関連が大幅に増加)、「ファッション・アクセサリー」(婦人服、ジーンズ、紳士服などが増加)、「化粧品・トイレタリー」(ヘアケア、メイクアップ化粧品などが増加)など21業種中8業種が前年を上回った。減少は「官公庁・団体」(衆院選関連出稿の反動)、「趣味・スポーツ用品」(ゲームソフトなどが減少)など13業種であった。





関連リンク:
インターネット広告が新聞広告費を抜く、日本の広告費(電通発表)
電通の2008年日本の広告費、インターネットが16%増で今年にも新聞を抜く勢い

0 件のコメント: