10月6日~24日に実施した「2009-I 」調査では、過去に例を見ない高回収率となり、51,812件の有効回答を得た。サイトブランド指数の平均値は0.6ポイント下降した。下降が目立つのはロイヤルティで、平均値が2.1ポイント減、項目別には「サイトで商品やサービスの情報を閲覧した」が-2.4ポイント、「検索サイトから来訪」が-1.1ポイントで下落幅が大きかった。企業のサイトを取り巻く課題は「いかにしてサイトへ集客し、コンテンツを見てもらうか」にあることが改めてクローズアップされた結果といえる。
今回、ロイヤルティが上昇したサイトは800中102サイトに限られる状況の中、同指標を5ポイント以上伸ばしたサイトは、「ぐるなび」「Infoseek」「JR東日本」「NTT東日本」の4サイトだった。
「ぐるなび」は、コンテンツ認知度、アクセス度についても4ポイント以上伸ばしているが、それに加えロイヤルティは6.0ポイント上昇、好感度は11.9ポイントの大幅上昇となった。ロイヤルティの項目では7.4ポイント増の「検索サイトから来訪」をはじめ、「ブックマーク(お気に入り)に登録した」「メルマガなどの会員に登録した」など、サイトへの流入源を示す項目が伸びている。また、「2007-I」調査から9回連続トップの「店舗や電話、手紙などで問い合わせをした(ネット以外)」も3.4ポイント上昇した。
「ぐるなび」は、9月1日付でサイトリニューアルを実施しているが、ユーザビリティについては男女差が明確に表われる結果になった。男性回答者では10ポイント以上上昇しているが、女性は下降。男女のポイント差は好感度とロイヤルティにも表われ、「意見が割れた」格好だ。
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