2008/06/25

SASがCustomer Experience Analyticsを7/1から日本で販売

6/23のSASのリリースから。
http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/news/press/200806/23.html

SAS Institute Japanは、カスタマー・エクスペリエンス(顧客経験価値)の継続的な収集、分析を可能とする、「SAS Customer Experience Analytics」を7月1日から出荷開始する。

Web 上で顧客の行動データを収集し、顧客情報や購買情報と統合して分析する事で、カスタマー・エクスペリエンスの継続的な把握を可能にした。また従来の Web ログ解析ツールにありがちな「ページ」のログ収集・解析に留まらず、顧客の Web サイト訪問時の動向をダイナミックに収集し、すでに保持している顧客情報と統合して分析することで、顧客の関心事や購買までのプロセスなどから「期待」を明らかにし、具体的なマーケティングアクションに結びつけていく。 とのこと。

Web 上の顧客行動を記録する機能と、顧客情報との統合を行うデータ統合、Web データ分析に適した標準データモデルと分析テンプレート、分析機能等から構成されている。従来、Web ページ分析は膨大なデータの加工と解釈に工数がかかり、タイムリーに社内データと紐付けたカスタマー・エクスペリエンスの分析にまでは至る事が困難だった。SAS Customer Experience Analytics では、Web ページ分析を容易にする標準データモデルとデータの活用に適したデータモデルによって、社内に蓄積された顧客データ、購買実績データとの紐付けが容易に実現できるため、カスタマー・エクスペリエンスのデータ収集と活用がシームレスに連携せる。また提供されるテンプレートを活用することで極めて短期間での導入を実現し、投資費用の圧縮と早期回収に貢献する。

ということで、大変よいことが書いてあるのだが、汎用的なデータモデルなどが簡単に作れるはずはなく、先日のSPSSのセミナーでも感じたことだが、使いこなせる人を育てるコストがあまりにも掛かりすぎるということが難点だろう。

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