ラベル パネル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル パネル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2010/08/24

「米Apple iPadの今後の購入者の9割はApple製品オーナーによる」という調査会社のリリースの嘘

2010/8/23のStrategy Analyticsのリリースから。

調査結果を正確に言うと、「Apple製品を現在所有していない米世帯の2%が今後1年以内にiPadを買う積りがあり、所有している世帯のそれは18%である」ということ。ここから「今後の購入者の9割はApple製品オーナーによる」というリリースのタイトルになっている。

何となくそうかなあと思ってよく考えてみたら、やはり騙された。調査会社がこういうリリースを出してしまうと大打撃なのではないだろうか。何を言っているかわからないだろうか?こういう場合は実際に数字を当てはめてみればよいのだ。

Apple製品を現在所有していない米世帯の2%が今後1年以内にiPadを買う積りがあるという。非所有世帯の割合を仮に70%としてみると、1年以内の購入割合は70%×2%で1.4%。

次にApple製品を現在所有している米世帯の18%が今後1年以内にiPadを買う積りがあるという。非所有世帯の割合は上の仮定では30%になるので、1年以内の購入割合は30%×18%で5.4%。

この状態でApple製品を現在所有している米世帯によるシェアを算出すると、5.4%÷(5.4%+1.4%)=79.4%だ。90%にならない。何故ならないのかは、一目瞭然だ。Apple製品の現所有者と非所有者が半々でないからだ。90%になるのは、現所有者と非所有者が半々の場合だけだ。恐らくそんなことにはなっていないのではないだろうか。

リリースではその点には言及していないし、少なくとも論理の飛躍がある。A,BなのでCと断言しているので、これはA:B=1:1である場合にしか起きないものなので、万が一1:1だったとしても説明不足と言えるだろう。
関連リンク:

2010/08/23

2009年世界の電子ペーパー市場、337億円

2010/8/23の矢野経済研究所のリリースから。
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000653

電子ペーパーとは、随時書き換えが可能で、紙に近い見た目を実現、反射型、消費電力がほぼ不要で表示内容を保持できるディスプレイを指す。

2009年の電子ペーパー世界市場規模は、メインアプリケーションである電子書籍端末/電子ビューワー市場が立ち上がったことで一気に需要が増加し、前年比約1030%の337億円となった。2010年は電子書籍端末としても使用可能な「iPad」が発売されたことで市場が活性化し、更に電子書籍端末需要が拡大、市場規模は前年比約211%の710億円と見込む。

電子ペーパー市場の大半を占める電子書籍端末向けの単価が下落することにより、2011年はそれまでと同様の大幅な伸びは期待できず、市場規模は前年比約126%の893億円と予測する。2012年は電子書籍端末向けでの低価格競争が一段落する見通しである。また、高付加価値のカラー、フレキシブル電子ペーパー搭載の業務用電子ビューワーの普及、電子タグ等、その他のアプリケーションでの採用も本格化すると見られ、市場規模は前年比約122%の1,090億円と予測する。