2011/10/08

「Moodleによるeラーニングシステムの構築と運用」を読んだ

個人的に「教えること」の比重が高いので、eラーニングに興味を持ったという動機で読んでみた。まだ利用もしていないのに、システムのインストールからの内容なので、さっぱりの部分というか、やりながらマニュアル的に読まないといけない部分が殆ど。

まあ海外のシステムなので、日本語になっているマニュアルという位置付けの図書として使う方法になるだろう。日本にもユーザーグループみたいのはあるようだけど、やはりこういう本がきちんと翻訳されているというのは大事だ。

まあeラーニングってどの程度面倒なのかというのを想像するには格好の材料で、個人的には参考になった。まあこのブログを読む読者の殆どには関係ないので、おススメはしない。各種学校関係者、自分で教育コンテンツをしっかりもっている者、きちんと教員がシステマティックに継続的に教えるような組織でないとまずは対象外だろう。

特に教育で重要なのはインタラクティブな部分で、こういう要素もきちんとeラーニングのシステムは組み込まれているのが多いと思うのだが、Moodleも同様で、これが無料のシステムであることは驚きを隠せない。いずれ有効活用ができればいいなあなどと考えている。

<目次>
第1章:イントロダクション
第2章:Moodleのインストールと設定
第3章:サイトの設定
第4章:カテゴリとコースの作成
第5章:スタティック教材の追加
第6章:インタラクティブ教材の追加
第7章:学習者参加型コース教材の追加
第8章:学生を迎え入れる
第9章:教師向けの機能
第10章:Moodleの拡張と運用



発行:技術評論社
著者:William H, Rice Ⅳ
訳者:福原明浩、喜多敏博
定価:3,500円+税
約380ページ

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