2009/04/20

アクセス解析(ウェブサイト)のKPI指標「サイト内検索を利用した訪問者の%」

Eric T. PetersonのThe Big Book of Key Performance Indicatorsから。
サイト内検索を利用した訪問者の%(Percent Visitors Using Search)
サイトやEコマースの検索技術は、ユーザーがサイトの特定の情報を探すのには一般的になっている。これらのツールを使う訪問者の割合を把握することは、訪問者の理解や期待の変化を監視するのに役立つ。

定義(Definition)
例えばWebSideStory SearchやMercado、the Google Search Appliance、Endecaといった検索ツールを自分のサイトで提供しているなら、どれだけの訪問者が検索をしているのか、絶対に測るべきだ。最も一般的な方法は、検索結果のページにタグを入れたり、ログ分析でそれを特定しておくことだ。これを行っているという前提で、この指標の計算式は、次のようになる:
少なくとも1ページのサイト内検索結果ページを見た訪問者の数÷総訪問者数=サイト内検索を利用した訪問者の割合

この計算において、セッション数を使いたいかもしれないが、これは訪問者が同じセッション内で複数の検索を行っているかいないかを知るのに役に立つだろう。この場合は、この二つの結果の違いも観察しよう。

検索があなたのサイトに於いて非常に重要なら、また利用しているツールが複雑なセグメントに対応しているなら、この本のほかの章でも紹介している「高」「中」「低」の検索者にカテゴリー分けしたいと思うだろう。

説明(Presentation)
これらの訪問者は少なくとも1つ以上の検索結果ページを見たということを明確に利用者に説明したいと思うだろう。また外部の検索エンジンのことではなく、内部の検索技術を使ったものであるということもだ。

期待値(Expectation)
サイト内検索した訪問者の割合は、連れてくる訪問者のタイプや、サイトで提供している情報や商品のタイプ、全体的なサイトのユーザビリティなどの相関的要素である。ある差意図では多くの検索者がいるだろうし、他ではそうでもないだろう。サイトのデザインを劇的に変えでもしない限り、このKPIは比較的変動しない。

行動(Action)

このKPIはあまり変化がないので、劇的な変化があったら、サイトでの最近の変化が原因で問題がおきていることを示していることが多い。この指標が急激に下がったら、「検索ボックスを目立たなくさせたか」と自問しよう。逆に検索技術に投資しても、この数字が低かったら、このKPIが改善するにはどのように検索ボックスを見せるべきかを実験することを考えよう。

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