2009/02/27

月次データの扱い方、その2

2009/2/27の総務省統計局の統計Todayから。
http://www.stat.go.jp/info/today/index.htm

アクセス解析における月次トレンド・データの見方で少し月次データの話をしたが、今回はいい記事があったので、その一部を紹介する。曜日との関連の話。マクロやミクロのデータの見方をいろいろとトピックで取り上げたりしており、この手の資料はデータ分析の視点を拡げる意味でも大変役に立つ情報がころがっている(はず)。以下は「家計調査」についての話であるという前提で。

・正確な家計簿記入が引き起こす「月末の曜日」の影響
 一方で、家計調査の結果には、調査世帯の正確な家計簿記入が引き起こす、思わぬ変動があることも知られています。例えば、電話通話料や上下水道料の中には、月末が銀行休業日だと、翌月に引き落とし時期がずれて、2か月分の引き落としが1か月に集中することがあります。この場合、各月の消費額は見かけ上、増加したり減少したりすることになります(詳細は
「家計調査の結果を見る際のポイント No.1」(PDF:18KB)を参照。)。

 こうした「月末の曜日」やうるう年、月内の土日祝日の日数などの「カレンダー要因」を取り除くために、平成21年1月分の月次結果の公表から、季節調整にこれらの要因を除くオプションを含めることにしました(詳細は「家計調査の結果を見る際のポイント No.12」(PDF:114KB)を参照。)。季節調整は、季節ごとの変動要因を取り除いて前月との比較ができるようにするための手法で、季節調整済み前月比は、前年同月比に比べて直近の景気動向を判断するのに適しています。

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