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■ デマに加担するメディアやブロガーは退場してほしい
朝日新聞が「mixi利用者が97%から2%に激減」というデマを飛ばし、著名なブロガーまでそういったデマに加担する現象が拡散し、見るに絶えなかった事件がありました。
これは単に「使っているサービス」と「最も使うサービス」という二つの質問に対する回答をごちゃ混ぜにした初歩的な間違いが原因で、比較対象でないものを比較したミスでした。
Twitterでも誰かが、ちょっと信じられない的なことを言ってみたので、ソースに当たらないとわからないなと思って静観していたわけですが、どこからかソースの情報が流れてきたので確認したところ、デマと確認できました。
最初の朝日新聞の記事は、ここ↓だったようですが、今は修正されているようです。http://www.asahi.com/national/update/1209/TKY201212090269.html
大手のメディアがこういった釣りタイトルで集客しなければならないほど困っているのだろうかと残念な気持ちになりました。
ネタフルさん↓なんかも、ソースを確認もせずに、同じような釣りタイトルを付けてしまうという残念な状況が起きてました。http://netafull.net/survey/042285.html
比較すべき数字を選択できない大手メディアの記者のレベルの低さもさることながら、ソースを確認もしないで釣りタイトルで拡散を試みる方々にも大変残念だと思わざるを得ません。
修正があったのは当然ですが、そもそも拙速に釣りタイトルで自分も釣られてしまうような拡散の仕方は、このソーシャルの時代につきものだと思いますが、簡単な原則である、ソースに当たれくらいやってもらいたいものだと思います。
またソースに当たって、それでこの記事を書いたなら、己のリサーチ・リテラシーの低さを恨み、今後安易にデータ関係のネタは披露しないようにして頂きたいなと思います。
2 件のコメント:
ネタフルさんは、すぐに記事を訂正しています。扇情的に書いた上に、未だ記事を訂正しないブログニュースサイトが多い中、唯一の例として挙げるのは適切ではないと思いました。
コメント、ありがとうございます。
お気持ちはわかります。中でも書きましたが、訂正は当然の処置であって、私の中ではソースを(多分)まともに確認しないで伝える行為(少なくとも結果的にそうなったこと、あるいはそこを読み取る能力が無かった)はとても残念です。
ネタフルさんに関しては例示でしかなく、ぱっとみた限りで目についた、僕なんかより遥か影響力の強い方がいたので、余計に残念だったですね。
どうでもいいメディアの発信をどうこう言う意味も価値もないですから、そこを列挙する意味はありません。影響力の大きいメディアには細心の注意をして頂きたいなという願いだけです。
もちろん元の記事から修正したという記録をきちんと残しているのはさすがです。朝日新聞の方は確か元の記事の修正を施したという跡すら残してなかったようですけど。
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