2012/10/22

脳波による好感度やストレスの調査が日本でも [週刊IFWA 2012/10/22]

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■ 脳波による好感度やストレスの調査が日本でも

先週くらいから、今までと違ってブログで紹介する記事の本数を少なくして、量から質というところに気を配るようにしました。そのため下記の更新情報は減って、ある意味見やすくなったとも言えます。

そんな中で、注目した一つの記事としては、広告のカテゴリーで★印をした「サイバー・コミュニケーションズ」のリリースです。
http://www.cci.co.jp/special/newsrelease/pdf/2012_1016.pdf


脳の特定部位の反応がどういう意味を持つのか、連動するのかという知見が脳科学の進歩で溜まってきており、それをビジネスに役立てるという調査研究も進んできているということは知っていました。

しかし日本の著名な企業がリリースを出して、調査結果を発表したのはあまりみたことがありません。被験者が20名とそれ程多くはありませんが、手間や費用を考えるとよくぞやったというのが正直な感想です。

ネット広告代理店のサイバー・コミュニケーションズですから、内容は彼らのど真ん中のテーマである「広告に対する反応」です。

この調査では、脳波だけではなく、皮膚反応や目の動きといった体の各部の反応を取得しています。結果の解釈や判断はまだまだ難しいこともあろうかとは思いますが、多面的なデータ取得法としては面白い取組みだと思います。

良くも悪くも体は嘘をつかないということを逆手にとって、嘘発見器のように暴きだす世界がすぐそこまで来ているという事です。しかし何事も使いようです。こういう特定のツールだけに囚われないことも大事です。

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