2012/07/23

時間負荷など目に見えないものへのコスト感覚が大事 [週刊IFWA 2012/7/23]

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■ 時間負荷など目に見えないものへのコスト感覚が大事

僕らは目に見えやすいコスト、例えば外注費、ソフトウエア購入費などといったものに対しては、そこから得られる成果や効果から妥当性を考えることをよくしていると思います。

しかしパソコン購入などの場合に、ちょっとけちることで、スペックの低いパソコンを導入して、逆に社員の生産性が悪くなるということがあります。

どの部門の社員がどういう利用をしているかまで事前調査を、システム部門がしっかり行い、最適化することまで行っているところは、まだまだ少ないから生じる齟齬です。

アクセス解析などでも、サーバーログの集計を内製化している場合など、いつまで経っても集計が終わらないなどという愚痴をよく聞きます。そういう作業の待ち時間や、途中でのエラーなどによる時間のロスが出ます。

まあ使える予算が、部門別で費目別であるとか、いろんな制約があることは理解しつつも、こういった時間のロスや、初期段階で一部の人は想定できる様々な目に見えない労働時間の増加といったことは、認識されないことが多く、特に上の人にとっては実質的にコストの上乗せであるという認識になりにくいです。

多くの会社が裁量労働制という会社側に有利な精度を導入し、この時間という重要なコストをあまり気にしなくなることを心配しています。

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