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http://ibukuro.blogspot.com/2010/07/blog-post_12.html
■ 世の中はそんなに進んでないこともあると認識しておこう
業界をリードしている人達と接する機会が多いと、どうしても最先端の情報や流行にばかり気を取られてしまいます。毎日のように各種統計データなどを見ていると、確かにそういったことを示すデータに目がいきます。
その中で先週注目したのは、この↓リリースでした。
https://www.wab.ne.jp/wab_sites/contents/1449
日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会のリリースで、「企業の約4割がIE6以前のブラウザを利用」というものです。
大企業のシステム部門が保守的なのはよく知られている話で、なかなか新しいOSに移行したがらないなどとも言われます。リリースのタイトルは、利用しているブラウザのバージョンに関するものですが、各種ウェブサービスに対して社内でどれだけ利用制限があるかなどのデータもありますので、ご覧になってみてください。
実際B to B系の企業サイトのアクセス解析のユーザー環境系のデータを見ると、普通の家庭のPC利用環境とは違うなと感じることも多いです。
大企業の一般ユーザーが情報収集する際に、インターネットを利用することは少なくないはずですが、彼らのリテラシーは高くても環境は整っていないこともあるのです。
一方で現在進行形で進んでいるのは、利用デバイスで「スマートフォン」、閲覧コンテンツの種類では「ソーシャル」、表現は「動画」、見せ方の技術は「html5、CSS3」など忙しさが増しています。
本当にユーザー主導で進んでいるものもあれば、業界側が進めたいものもあったりします。どれがどうという各論に入る積りはありません。こういった最新動向は当然我々としてはウォッチを欠かさないことが求められますし、マーケターとしてはチャレンジして欲しいのですが、その一方で、それが本当に一般的なユーザーのためになっているのかという意識は忘れないことが重要だと思います。
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