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http://ibukuro.blogspot.com/2010/07/blog-post_12.html
■ 初心者には活用から興味を持ってもらい、中級者には基本を教えるべきか
日曜日の昨日、下の二つの記事を書きました。
Google アナリティクス導入時の66項目のチェックリスト(1)http://gaforum.jp/basic/intro/2980
Google アナリティクス導入時の66項目のチェックリスト(2)http://gaforum.jp/basic/intro/2992
先週のメルマガでも書いた通り、アクセス解析には「型」があり、ツールに応じて事前準備が大事です。それをGoogle アナリティクスの場合で書いたものが上の記事です。私の中ではこれが「基本」の記事になります。
さていきなり話が変わりますが、デジタルハリウッド大学院でアクセス解析を教えている関係で、毎学期の教員研修というものに参加させてもらっています。
親睦会では工学系の先生と話をしたのですが、改めて教えることの面白さと難しさを感じました。例えば統計の授業も、数式から始めるのか、日本人の年収の平均値みたいな実例から入るのかで相当違うと思っています。
基礎からというと、まずは計算式から入って、最後に応用を少しやるというアプローチが大学教育だとすると、やはり授業はつまらなく、それが何の役に立つのかというところが中々見えてこないという弊害があります。
逆にビジネスの世界では、すぐに役に立つんですよという、効果や応用から入っていく傾向があるように感じます。無料セミナーなんかは当然、サービスの売り込みですから、そういうアプローチになります。胡散臭さが大になる可能性も秘めています。
アクセス解析をきちんと自分でできるようになって欲しいと考えている私のアプローチは、どうしても大学の先生的なアプローチになりがちなのですが、やはり興味を持ってもらうという第一歩は大事だと思っています。
そして中級者になったら、基本から叩きこむというアプローチがよいように思います。少し経験を積んでも、意外と肝心なことを知らない取り組んでいる方もいますので、その時点で網羅的にカバーしてあげるのがむしろ効率的に学習できると思うのです。
ということで上記で紹介したGAフォーラムの記事は、まだまだ基礎が多く、あまりワクワクしないと思うので、徹底して基礎を学び直す中級者向けかもしれませんが、すぐに役立つ記事も増やしていく積りです。
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