2011/04/16

「シュガーマンのマーケティング30の法則」を読んだ

本書は要するに広告コピーや販売の現場で利く殺し文句、イチコロパターン30則を実話を通して紹介した、超実践的な内容の本である。どうやって人に物を思わず買わせてしまうかという秘訣をすぐに知りたいという全ての人にお薦めの本だ。

30の各論それぞれは、目次のタイトルだけ見ると何の事かわからないというのも、またそそられるところかもしれない。30法則の一つ一つが物語になっているので、読みやすい。


例えば第1法則は「一貫性の原理」とまとめている。一旦購買決定をしたお客は、「ついで買い」をするなど、最初の購買行動と一致した行動を取り続けようとする。と解説している。そしてアクションステップとして次の3つを具体的にお勧めする。こんな感じで30の物語があるとイメージして欲しい。


・買い手が購入を決めた瞬間に、ほかの商品を勧めよう
・電話セールスでは、注文を受けたあと、すぐに別の商品も売り込もう
・対面販売では、今買ってもらった品の付属品やそれに類した商品も一緒に買ってもらおう
 恐らく下の目次からは殆ど内容が伺い知れないので、無意味だと思い殆どを省略させて頂いた。


プロローグ:最大の武器【心理的トリガー】
心理的トリガー1:アイスクリームの注文手順
心理的トリガー2:隣人の急死
...
心理的トリガー29:フェロモン製造法
心理的トリガー30:販売における最大の力
エピローグ:すべてのツールはそろった!


発行:フォレスト出版
著者:ジョゼフ・シュガーマン
監訳:佐藤昌弘、石原薫
定価:1,600円+税
約280ページ



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