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http://ibukuro.blogspot.com/2010/07/blog-post_12.html
■ 美容室サイトの定期観察指標はコンバージョン率だけでいいの?
アクセス解析ゼミナールという二日間12時間のプログラムを先週終えました。その中で一番盛り上がるのが、自分の(が関わっている)サイトの評価のためにアクセス解析の定期観察指標(タイトルではKPIと書きましたが)をピックアップする演習です。
普通自分のサイトの定期診断はやっていると思うのですが、私の話を全て聞き終えた後に、改めて今まで見ていた指標だけで十分なのかを再考察して頂きます。
それまでにも小演習でお隣の方と答え合わせや意見交換をしてもらうのですが、自分のサイトのKPI演習はアウトプットを持ち帰ることができますし、自分事(ジブンゴト)なので話にも熱が入るようです。
私は皆さんの席を回りながら、アドバイスを加えていったりするのですが、美容室サイトを担当している方の話を聞いて、短期戦略だけに集中している感じがあったので、タイトルにあるような質問をしました。
彼はコンバージョン(ここではサイトで予約してもらうこと)に関わる指標(群)だけをピックアップしていましたが、本当にそれだけでいいのでしょうかということです。何故ならその戦略は短期的でしかないからです。
もう少し長いスパンで追っていくべき指標があるのではないか、そもそもその美容室を知ってもらうとか、特徴を理解してもらうということも大事なのではないですかというお話をさせて頂きました。そのために追っていく指標は何かをさらに考えてみましょうとアドバイスしました。
ちょうどその演習の前に行ったキャンペーン分析などでも、長期戦略と短期戦略の違いや適用方法などについて演習をしていましたし、生涯価値で考えましょうというリテンションについての話もしています。
途中途中に重要なことは何度も繰り返し言っていますし、考えてもらう演習を交えているのですが、なかなか実践的に身につけるというのは難しいものです。上記はその例ですが、でも最後に彼は長期戦略で考える視点を身につけてもらえたのではないかと思います。
だから何度も繰り返してアウトプットさせるというのが、僕の教授法です。デジタルハリウッドの受け売りですが、いいものは真似してもっとよいものにしていきたいと思っています。
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