2010/08/23

2009年世界の電子ペーパー市場、337億円

2010/8/23の矢野経済研究所のリリースから。
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000653

電子ペーパーとは、随時書き換えが可能で、紙に近い見た目を実現、反射型、消費電力がほぼ不要で表示内容を保持できるディスプレイを指す。

2009年の電子ペーパー世界市場規模は、メインアプリケーションである電子書籍端末/電子ビューワー市場が立ち上がったことで一気に需要が増加し、前年比約1030%の337億円となった。2010年は電子書籍端末としても使用可能な「iPad」が発売されたことで市場が活性化し、更に電子書籍端末需要が拡大、市場規模は前年比約211%の710億円と見込む。

電子ペーパー市場の大半を占める電子書籍端末向けの単価が下落することにより、2011年はそれまでと同様の大幅な伸びは期待できず、市場規模は前年比約126%の893億円と予測する。2012年は電子書籍端末向けでの低価格競争が一段落する見通しである。また、高付加価値のカラー、フレキシブル電子ペーパー搭載の業務用電子ビューワーの普及、電子タグ等、その他のアプリケーションでの採用も本格化すると見られ、市場規模は前年比約122%の1,090億円と予測する。

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