2010/06/25

ウェブアナリスト養成講座第1回目終了

簡単な活動報告はこちらから。

本格的なワークショップの場合は、各グループでPCを1台用意し、Google Analyticsのデータを実際に見ながら、ああでもないこうでもないと議論をやる訳だが、まあ結論の改善提案まで持ち込むのに、6時間~8時間は掛かる。

今回の試みはミニワークショップ。違いはPCでデータを見ないことと、短時間で結論まで持ち込むこと。これも一つの考える訓練になるだろうということで実施した。実はこれ、CSS Nite & Web担当者Forumでもほぼ同じ内容でやったものをチューニングしたもの。

参加メンバーのレベルやコミュニケーションのばらつきがどうしても読めないので、なかなか最適な条件というのがまだ試行錯誤状態ではある。1グループの人数が6人だと、発言する機会が少し少なくなり、疎外感を感じる人も出てくる可能性がある。5人くらいが最適な感じがするが、議論の中身や扱う素材によっては違ってくると思う。

PCを使わない理由は、パソコン操作が楽しくなり、それが目的化すること。これはプログラミングみたいな授業なら、パソコンを使うことは必須だが、そうでない場合にどうしても陥り勝ちなことだ。でも評価は高くなる。何故なら、パソコンを使うと何かやった気分になるからではないかと考えている。僕の場合はそれを避けるため、敢えて紙でデータを提示し、限られた与えられた数値の中で考えることを要求する。何故なら現実の世界は、そんな条件で判断を下すことが多いからだ。

限られた条件の中で、仮説を立てるということが大事だ。セミナーではないので、自分で少しでも考えられるようになること。これが狙い。これが教育指導(自分で考えることができることを助ける)の本質。

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