2009/9/21のcomScoreのリリースから。
http://www.comscore.com/Press_Events/Press_Releases/2009/9/Omniture_and_comScore_Announce_Strategic_Partner_Relationship
いっそのこと、AdobeにcomScoreも買収してもらってGoogleやNielsenと同様、一つの会社でサービスするのがいいのかもしれない。リリースを読む限りでは、comScoreのインターネット視聴率協力パネルにOmnitureの計測タグを使ってもらい、Omniture Genesisを使って、データを統合する。。。何となくわかったようでわからんなあ。NielsenのMarket Intelligenceのような手法でもなさそうだ。全世界でやるのだろうか。
ちなみにタイトルに出したNielsenとGoogleについては、知らない人は下記もどうぞ。
Nielsenは何年か前にアクセス解析ベンダーのRedSheriffを買収、SiteCensusと名を変えたがアクセス解析サービス自体は、ハイエンドでもなくあまり知名度もなくという感じ。しかしここはまさにマクロのインターネット視聴率とミクロのアクセス解析が合体したようなMarket Intelligenceというサービスでニュージーランドなどで成功しているようだ。
これはJavaScript計測タグでアクセス解析サービスを行い、詳細データは当然各社に見せるのだが、ごく一部のPV数などの指標だけは、関係社全員(に加えてサービス購入者)で見せ合うというプラットフォーム。全数視聴率などとも言っていて、ごく一部のデータだけはサンプル調査でなく、精度の高い全数(アクセス解析でいうページビュー数、ユニークユーザー数、利用頻度などは100%そのまま)を共通の画面で見せてしまうというもの。
3rd Party Cookieを利用しているため、アド配信などと同様に、サイトを跨ったデータの取得が実はできるので、全体でのリーチやAとBのサイトだけの重複利用データなども出すことが可能。さらに各サイトで、サンプリングの上オンライン調査も行なっているので、属性も取得できているということで、アクセス解析だけでは取得できない属性情報もサイトを跨って比較可能で、比較的まともに使える広告メディア・データとしての利用も可能だ。
一方Googleの場合はGoogle Analyticsは1st Party Cookieを使っているため、サイトを跨ったデータの利用は精度に欠く。しかし当然巨大な検索実績データを持っているのでGoogle Trendsなどが出来るわけだし、Google Analyticsでも利用しているサイトの規模や業種別にベンチマーク値を出すなどの全体的な知見も膨大にある。
その他の様々なデータも組み合わせて、Google Ad Plannerを出しているのだろうが、詳細のアルゴリズムがよく分からないので、評価できないが、とにかく凄そうだ。
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