2009/07/01

オンラインでも人気上昇 『わけあり商品』

ネットレイティングスのメルマガNielsen Online REPORTER 2009年7月1日号による。 http://www.netratings.co.jp/hot_off/archives/NNR07012009.htm
http://www.netratings.co.jp/hot_off/reporter_archive.html
ほぼそのまま転載です。


最近『わけあり商品』『わけありグルメ』という言葉をよく耳にする。ここでいう『わけあり』とは、形状やサイズが不揃いのため、一般市場では正規品として販売できない商品のことを指している。一般商品と同様の味・品質を保ちながらも、規格外、キズモノ等、というだけで、定価販売からはずれ、格安で販売されている。売りたい販売店と、買いたいユーザーとのニーズが一致した『わけあり商品』。最近では大手スーパーも自社ブランドのわけあり商品を低価格で販売するなど、小売店市場でも『わけあり』ブームは浸透しつつある。
大手ショッピングモールでも『わけあり』特集は組まれている。楽天市場、Yahoo!ショッピングでも、わけあり商品は集客数を伸ばしている。

楽天市場やYahoo!ショッピング以外でも、ネット業界の各ECサイトは『わけあり』商品の特集を組んでいる。その中でも筆者が注目しているのは「ぐるなび食市場が提供している「わけありグルメ特集」(shop.gnavi.co.jp/mallgn/special/wakeari_sale)である。ここ3ヶ月間の「ぐるなび食市場」と「わけありグルメ特集」の集客状況をみてみる。

「ぐるなび食市場」の利用者は上昇傾向にある。その中で、「わけありグルメ特集」は安定した利用者数を保持しサイトの約 3割強を占めている。なぜ『わけあり』グルメがここまで浸透しているのか?『わけあり』商品は、格安価格で販売されている。しかもECサイトであれば、現地に赴かなくても新鮮なグルメが手頃な価格で楽しめる。ぐるなび食市場のわけありグルメ特集では、そういった高級食材を食品別に分類し、低価格で販売しているのが人気を集めている理由のひとつと考えられる。

Nielsen Online Reporterより転載。転載許諾No.07012007-001




1 件のコメント:

鷹司 堂後 さんのコメント...

昨日読み終えた本『『本当は危ない有機野菜
 リサイクル信仰が生み出す「恐怖の作物」』によると、野菜の場合、同じわけありでも、大きく二つに分かれるそうです。

曰く、

「形は悪いけど中身は同じ」はウソ
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 たとえばキュウリでは、生育後半にミネラル不足が起こると、果実が変形してくる。Uの字に曲がったキュウリなどは、そのほとんどが栄養・ミネラル不足と言える。
 (中略)
 ところで、「姿が悪い」「表面の色が均一でない」「あばたがある」などで市場にだせないものを「B級品」「B品」と呼んでいる。これは(中略)実はほぼ問題なしの野菜である。
 (中略)
 ところが、「曲がった野菜」「形の悪い野菜」はそうはいかない。
 歪んでいるというだけでおいしさはかわらない、という「売り文句」で安く販売していることもあるが、実は栄養が極端に偏っているか不足しているという意味での「C級品」なのだ。
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つまり、表面がきれいでないだけならいいが、形がヘンなのはダメだそうです。食べてみれば分かるんでしょうけど……。