Eric T. PetersonのThe Big Book of Key Performance Indicatorsから。
購入者コンバージョン率(Buyer Conversion Rate)
注文コンバージョン率はセッションで購入が終了する見込みを示すが、購入者コンバージョン率は人が顧客になる見込みを示している。
定義(Definition)
注文コンバージョン率の定義を思い描きながら、購入者コンバージョン率を定義すると:
総顧客化数÷総訪問者数=購入者コンバージョン率
このKPIは訪問者ベースの指標なので、同じ時間間隔で比較すべきものだ。
説明(Presentation)
注文コンバージョン率を参照のこと。
期待値(Expectation)
注文と購入者コンバージョン率はお互い深く関連した関係にある。下記の例を想像してみよう:
・例1:殆んどの訪問者がサイトをたった一度だけ訪問し、その訪問時にうまくすれば購入が完了する
・例2:殆んどの訪問者が購入する前に何度もサイトを訪問する
・例3:すぐ買う人とよく考えてから購入する人が混ざっているサイトである
最初のケースでは、注文あるいは購入者コンバージョン率は、密接に関連している。二番目のケースでは注文コンバージョン率は、購入者コンバージョン率より低くなるだろう。3番目のケースでは、すぐ買う人と遅く買う人の混ざり具合によって変るだろう。
サイトの訪問回数がどうであれ、殆んどの人が買わないということを覚えておこう。再度いうが、インターネットへようこそ。
注文と購入者コンバージョン率を並列に見ることで、結局あなたは購入者の思慮サイクルを理解することができる。彼らの癖が理解できたら、賢いマーケティングと積極的な価格によって彼らの行動に影響を及ぼすことができるだろう。
行動(Action)
購入者コンバージョン率が下落したら、顧客への転換が失敗しているか、顧客の購入までの時間が高いか(注文と購入者コンバージョン率が異なり)を意味しており、このプロセスに多くの新しい人を誘い込んだのだ。原因はどうであれ、かなり購入者コンバージョン率が変化したら、調査が必要だ。インバウンドのマーケティング施策を調べ、価格の変化やチェックアウトのプロセスや新規と再訪問者のパーセントに変化がなかったかを調べよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿