Eric T. PetersonのThe Big Book of Key Performance Indicatorsから。
一注文当たりの平均購入数(Average Items per Cart Completed)
サイトに適している訪問者を獲得するのと別に、「一注文当たりの平均売上高」を上げる次なる戦略は、購入時にいっぱい買ってくれる顧客も得ることだ。
定義(Definition)
一注文当たりの平均購入数は、各購入完了時における購入個数の計測である:
買った商品の合計個数÷購入完了回数=一注文当たりの平均購入数
これを計算するためには、購入時に購入数量が把握できなければならない。使っているソフトが自動的にこの数字を把握できないなら、購入時に何個買ったかを知るためのカスタム変数を使うことを考えたい。
説明(Presentation)
この指標と「一注文当たりの平均売上高」が悪化した場合は、それぞれに対する背景情報として、共に提示するのがよいだろう。
期待値(Expectation)
何を売っているかにも因るが、一注文当たりの平均購入数は普通1.0に限りなく近く、これを上げていくのは難しいということにすぐ気がつくだろう。多くの場合このKPIはあまり有益ではない。なぜなら大体1個のことが多いからだ。サイトに訪問した顧客の傾向やアップセルとクロスセルの提示の質に関して、このKPIが価値のある洞察を提供することもある。
行動(Action)
ショッピング・カートのアップセルやクロスセルの昨日の質を改善する施策を行う際には、このKPIは注意深く見なければならない。新しい戦略が実行されたにも関わらず、この指標や「一注文当たりの平均売上高」に変化がない場合は、追加措置が必要だ。
この指標が急に落ちた場合、マーケティング・チームと最近起こったことから何が変化しているのかを調査する必要がある。複数商品のまとめ買いが減っているのだろう。逆も真だ。特に何もしてないのにこの指標が上がったら、質の高い利用者が増えていることを示しているか、特に成功したキャンペーンがあったかだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿