総利用時間でみても知識共有系CGMサイトの職場での利用比率が高いことが分かりました。特に「教えて! goo」は職場での総利用時間が全体の56%となっており、家庭からの利用時間よりも長くなっています。「2ちゃんねる」も職場での利用時間比率が全体の約3割を占めています。一方、ネット全体で総利用時間に大きな比率を占める動画共有系CGMサイトですが、職場での利用時間比率は「YouTube」(13%)、「ニコニコ動画」(8%)と共に低くなっています。
知識共有系CGMはネットの特性を最大限に活かしたサイトであり、アクセス・ロケーションに依存しない支持を受けているようです。一方、同じ知識共有系CGMであっても総利用時間指標で見るとサイト間に利用状況の違いが見られます。ウェブサイトの利用状況を正確に把握するためには、従来の家庭からのアクセスデータのみでの分析では不十分で、家庭・職場全体、あるいは家庭、職場それぞれの利用動向を分析することによりサイトの特徴が明らかになります。
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