2008/12/24

アクセス解析のコンバージョン率の問題

Avinash KaushikのWeb Analytics AN HOUR A DAYから。
コンバージョン率を解決することが、全てのトラフィックを解決することなのか?全ての顧客のサイト経験を改善することになるのか?違うだろう。
サイトを調査しに来た顧客、会社を知るためにサイトに来た顧客、サポートを求めてサイトに来る顧客セグメントの全ては、決してあなたのサイトで購入することはない。これら全てのセグメントは、マーケットの条件やあなたの会社が取るキャンペーンやブランディングなどの行動や競合のそれによって変化する。

コンバージョン率に取りつかれるということは、サイトのトラフィックの2~4割だけに焦点を当てているということだ。ページやコンテンツを改善することに焦点をあてられないため、最善の顧客経験を作れていない恐れのある、多くのトラフィックを潜在的に無視することも意味する。

コンバージョン率に取りつかれることで、顧客満足などの長期的な解決を犠牲にして、「購入ボタンを押す」といった短期的な解決に向かわせることを意味する。だからサイト全体のコンバージョン率というのは最善の答えではない。


(ということで、代替案を本書では解説していく)

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