2007/11/13

Matrix集計は%だけでは実態がわからない

competeのブログで11月12日、SNSサイトの相互重複状況について掲載があった。

OpenSocial(Googleが最近提供を表明したSNS向けのオープンプラットフォームのこと)連合が話題になっているので、当然対象となるサイトの重複や重複を除いた合計の利用者数などを見てみたくなる。その時に有効なのが、インターネット視聴率データを使った重複分析になる訳だ。

今回はデータそのものにはあまり触れない。このマトリックス表で気をつけなければならない点に関心がある。competeのブログでは下表のような%表を示した訳だが、これには落とし穴がある。そう、絶対値がわからないので評価しにくいのだ。

この手のマトリクスでは、利用者数の小さなサイトはどうしても相対的に他のサイトとの重複が見かけ上大きくなるため、評価が難しくなってしまう。非常に小さいサイトでも重要度が同じように見えてしまうため、優先度が付けられないのだ。私ならN%表にする。少なくとも表側の各サイトの部分にだけでも、トータルのユーザ数を書くべきだろう。
ちなみに集計表のN表とは、回答数のみが表記された集計表のことで、%表は%だけが表記された集計表。N%表はその両方が併記された集計表のことを表現している。表側とは表の一番左の列で、表頭とは表の一番上の行のこと。


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