2009/07/09

投資対効果の劣っている施策の方が優れている理由を述べよ

何をもって「優れている」といっているのかの定義がわからないと答えようがないというのも事実ですが、それを話すと答えの「理由」も説明することになるので、敢えて抽象的なままにしておきます。

最初に質問の答えを言います:投資対効果が低い方の施策②が優れており、選択実施します。

では質問の方です:下記二つの施策でどちらの施策をあなたは選択しますか?
施策①:キャンペーンに1千万円のコストを掛け、2千万円売上を増やす
施策②:コンバージョン率を改善するための内部施策に1千万円コストを掛け、コンバージョン率を0.1%上昇させて、売上を1千万円伸ばす

ちなみにお金の換算は月次で見たときの全体の話と解釈してください。









その理由をこの投稿のコメントにお寄せ下さい。この話はアクセス解析でどの指標の数字を改善させるべきかという優先度付けに繋がってきます。もちろん現実はこんな超単純なものではありませんが。

3 件のコメント:

Toshizumi Waki さんのコメント...

>お金の換算は月次で見たときの全体の話
これの意味がわかりませんので、下記、解答が適切かどうか不明ですが解答してみます。

まず、投資の目的を収益と定義します。(効果=収益とおく)

施策1の場合、1ヶ月目に収益はあがりますが、2ヶ月目以降の効果は不明です。具体的にはキャンペーンの月は2000万円の売上がありますが、それ以降は不明、とりあえずゼロとおきます。

施策2の場合、1ヶ月目には収益は上がりませんが、「コンバージョン率の改善が効果は半永久的に続く」とすれば、2ヶ月目以降、効果はありそうです(論理的に言えば1000万)。

以上を踏まえて、投資回収の期間で判断すればいいと思います。現実的に投資対効果を見る場合、1ヶ月という短期間で見るというのは有り得ませんので、半年で見るとします。そうすると答えは「投資対効果の"高い"施策2」ということになると思われます。

ただ、本文では2ヶ月目以降の影響に触れていないので、問題としてはなんかずるいなって感じがしました。

hiromi ibukuro g さんのコメント...

素早いご回答ありがとうございました。私の意図通りの正解です。

>お金の換算は月次で見たときの全体の話
は、敢えて「2ヶ月目以降の影響に触れない」ためのヒントです。長期的に考えましょうというヒントは、それがそのまま答えになってしまうので、ぼかしました。

短期的な施策の前に、中長期の施策でやるべきことは多くあるはずですが、どうしても派手なものに走りがちですよね。

アクセス解析でもリテンション分析がもっとも重要で、リピータにセグメントして既存顧客の行動分析をすべきでしょう。(もちろんサイトによって事情は違うので、あくまで一般論として)

Unknown さんのコメント...

内部施策であれば、キャンペーンとちがって効果が続く期間が高いので内部施策