2008/04/09

25-60歳ユーザ、サイト利用能力が1歳年を取るごとに0.8%低下

たまにはユーザビリティネタで、Jakob Nielsen博士のAlertboxの3月31日日本語翻訳ページから。
http://www.usability.gr.jp/alertbox/20080331_middle-aged-users.html

25歳から60歳の世代では、ウェブサイトでタスクを完了するための所要時間が1歳ごとに0.8%増える。つまりタイトルで言っている「利用能力」とは「時間効率」のこと。

しかし一方で、 25歳から60歳までのユーザ層で見られる年齢別の差異などは、個人差の激しさに比べれば取るに足らないものだ。とも言っている。つまり50歳の素早いユーザは、30歳ののろまなユーザを日々打ち負かしているのだ。

タスクの実行時間が年齢と共に0.8%ずつ増えていくのは、2つの要因によるという。ユーザは1歳年を取るごとに
A.1ページ当たり0.5%多くの時間をかけるようになり、
B.タスク1件当たり0.3%多くのページにアクセスするようになる。


言い換えれば、ページの中身を理解したり、テキストに目を通したり、情報を取り出すのに、年を取るほど時間がかかることが最大の要因なのだ。

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