2007/12/02

アクセス解析と広告カウントのシステムで数字が違う理由

今まで何度も同じ事を聞かれたことがあるが、同じようなデータで違いが生じることは中々納得しにくいことだというのは理解できる。最近またこのような質問があった。JavaScript型で計測しているアクセス解析で、広告のリダイレクトページをカウントしているのだが、どうやらその先の広告カウントシステムとの数字との違いが結構あるというのだ。

広告カウントのシステムの方の仕組みがわからないので、アクセス解析側のデータの取得のタイミングと仕組みを丁寧にご説明し納得していただいた。結構単純な話からシステムに関わるやっかいな話まで、食い違う要因は様々ある。

単純な話の例としては、それぞれのカウントで使用している用語が曖昧で、アクセス解析の用語同様に、ページビュー(クリック)数、訪問回数(広告クリック後のLanding Pageへの)、重複を除いた訪問者数(広告クリック後のLanding Pageへの)の用語の混同といった事もある。

リダイレクトを繰り返して広告主のページに至る場合は、途中の計測が100%できているとしても、時差はあるので理論的には途中で減衰していく可能性がある。何故かたまにリダイレクトが重いようなケースもあるが、ユーザが途中でブラウザを閉じることもあろう。

またJavaScript型コードを実装して計測している場合は、ユーザのブラウザの設定によっては、JavaScriptが実行されないということもある。ただ様々なサイトの計測結果からの経験では、日本ではJavaScriptの実行を拒否する設定にしているユーザは数%とかなり少ない。JavaScriptが実行する前にリダイレクト先に進んでしまうといったことも、実装の仕方によってはあり得る。

あとは、リダイレクトの方法が参照元を引き継ぐ方法によるものか否かで、戻るボタンによる重複計測の可能性などがある。

広告システムの方に関しては疎いので、広告システム側の計測特有の注意点も恐らくあるのだと思うが、ご存知の方は是非教えていただきたい。

0 件のコメント: