2012/02/24

「文章の書き方」を読んだ


まあ目次を見てもらってもわかるとおり、全体構成もよく考えた上で作られた本だ。天声人語を昔書いていた人が筆者なので頷ける。

今までの沢山の「文章」書き方本は読んできたが、結局自分でアウトプットしていかないと身につかないので、こういう本を直接参考にはしていない。無理してまねてもできないからだ。

しかしたまにいろんな本を読んで、これは自分でやっているなあとか、なるほど、こんな組み立て方もあるのかといった具合に、無理せず吸収できそうなものを少しずつ学んでいる感じだろうか。

文章の書き方といっても、小説を書くのと、評論を書くのと、ビジネス文書を書くのは全然違う。共通な基本的な技法もあるし、共通しないものもあるだろう。個人的には楽しく、気軽に読めた。付箋もそれなりに付いた。

<目次>
一.広場無欲感の巻---素材の発見
 広い円
 現場
 無心
 意欲
 感覚
二.平均遊具品の巻き---文章の基本
 平明
 均衡
 遊び
 具体性
 品格
三.整正新選流---表現の工夫
 整える

 正確
 新鮮
 選ぶ
 流れ



発行:岩波新書
著者:辰濃和男
定価:800円+税
約240ページ

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1 件のコメント:

履歴書の書き方 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。