2011/02/01

アクセス解析イニシアチブの3年目はもっと刺激的に

アクセス解析イニシアチブの活動は今年の3月で丸2年を迎える。大内さんと実質的に二人で始めたころのワクワク感は現在でも持続している。むしろ強まっていると言ってもいいだろう。大内さんはビジネス面でのギラギラ感が全くなく、逆にそんなんで大丈夫なのかと思うくらい僕の目からは悠長に見える。まあだからこそお互いのベクトルは少し異なっていても、衝突することもなく補完してより幅が広がったのだと言うべきかもしれない。

個人的には2年間の割には結構活動してきたなあと正直思う。標準化分科会で言葉の定義とかのベースとなるドキュメントをまとめてみたり、ツール分科会で様々なツールを体験してもらうための機会を設けてみたりしたし、2年目は毎月のようにウェブアナリスト養成講座というセミナーを開催させてもらったりと、基本的には振り返ると会員限定向けのものを中心に担当してきた。

基本的には今までツールに対しては中立の立場で臨んできたけど、2011/2から大内さんがGoogle Analyticsの中の人になるということで、対外的には微妙に思われる方も出てくるだろうということもあり、体制は3年目からは変更するべきだろうということとなった。これからもツールに対して中立だし、僕は相変わらずGoogle Analyticsのイケてない部分の指摘は止めないけど。

大内さんはファシリテーター的な立場で、代表は続けて頂くことになる。セミナーなどの企画・実行はは私が事務長となり、有志によるプログラム委員会を定期的に開催し、ウェブアナリスト養成講座、勉強会、セミナー、サミットなど、よりプログラムの充実を行っていきたい。

http://a2i.jp/activity/mailmagazine-column/7594
まあここ↑に書いてあることなんだけど、

1)サイト改善のための勉強会「サイト改善ミーティング」の開始
2)企業事例を増やし、養成講座に企業向けの内容を追加
3)ワークショップ型の勉強会を増やす
全体的にはこれら↑を行い、さらに僕に与えられたミッションとしては、アクセス解析度のスキルレベルを測るための試験を作れと言われている。「全国共通アクセス解析センターテスト」を2012年春ごろに実施する目標ということで、分科会をいずれ旗揚げする予定。


とは言っても、認定資格制度みたいなものを作る積りは毛頭なくて、誰でもタダで勝手に受けて自己診断できるようなものを作るだけ。現時点で権威にもなり、業界標準として使われる資格として成り立つとは思えないという方々の指摘による判断。確かにそういうのは年間何万人も受けるようなマーケットでないと、実質的な意味を持たないというのは頷ける。試験、試験対策本などをビジネスとしている翔泳社の方も言ってた。

でも目安みたいなものがないとどうにもならないという話も一方ではあるので、試験みたいなものをアクセス解析イニシアチブとして作っておきましょうかということ。それも確かに我々の責任の一つだろう。個人的には下記のMarkeZineでテスト30問作って公開しているので、今更なんだけど、いろんな人の意見を聞いて膨らませてみると、また面白いのかなあとも感じている。
http://markezine.jp/diag/webanalytics/

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