2010/12/21の矢野経済研究所のリリースから。
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000727 http://www.yano.co.jp/press/pdf/727.pdf
2009 年度のネットマーケティング関連ツールの総市場規模は、195 億 700 万円(前年度比 111.8%)と大きく伸長、中でも「最適化ツール」が前年度比135.3%(50億6,200万円)と市場を牽引した。
今後もツール自体の精度の向上やネットマーケティングにおけるツールの実用性の向上などを背景にツール利用企業(ユーザ企業)は引き続き増加するものと考える。2010 年度以降、市場は益々拡大し、2012年度には 262億500万円に達するものと予測する。
「最適化ツール」の市場規模は2009年度50億6,200万円(前年度比135.3%)に達し、大きく伸張している。「最適化ツール」は特定サイト内における訪問者の分析結果を施策に反映する部分を担うツールである。ツールの導入が即売上に直結しやすく、ツール導入後に得られる効果も高い。このため、ツール導入企業(ユーザ企業)が大きく増加し、市場は拡大している。
「分析系ツール」の市場規模は2009年度84億8,500万円(前年度比103.2%)と伸張しているものの、微増に留まっている状況である。「分析系ツール」に関してはツールにより得られたデータを如何に分析するかといった取組がツールを有効に活用するためには重要である。しかし、同市場においては十分な分析能力や分析結果を活用するノウハウのあるアナリストが不足しているといった課題があることなどから、ツール導入企業(ユーザ企業)の急激な増加には至っていないものと見られる。
本調査におけるネットマーケティングツールとは、アクセス解析ツール、クチコミ分析ツール、ネット視聴率調査、レコメンドエンジン、サイト内検索エンジン、自動入札ツール、LPO(Landing Page Optimization)ツール、EFO(Entry Form Optimization)ツール、メール配信システムを指し、「分析系ツール」としてアクセス解析ツール、クチコミ分析ツール、ネット視聴率調査、「最適化ツール」としてレコメンドエンジン、サイト内検索エンジン、自動入札ツール、LPO ツール、EFO ツール、「メール配信システム」の主要 3 分野に大別し、分析した。
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