2010/11/16

データセンターを持つ企業、最重要課題は「コスト削減」

2010/11/15のIDC Japanのリリースから。

本調査では、サーバー50台以上のデータセンターを保有する企業に対して、システム運用管理の状況や課題、システム運用管理ソフトウェアの使用状況などに関するアンケート調査を実施し、211社から回答を得ました。

・データセンターを持つ半数以上の企業でシステム運用管理の負担が増加
・最重要課題は「コスト削減」、次いで「人手不足」、「自動化」
・課題解決には運用管理の自動化が必須、「自動化」に対するニーズが急速に高まる

この3年間でシステム運用管理にかかる作業負担がどのように変化しているかについて質問したところ、「非常に増加している」が9.0%、「増加している」が47.9%となり、合計すると56.9%の企業で作業負担が増加していることが分かりました。

システム運用管理で抱えている課題について、最も多かったのは「運用管理にかかるコストが大きい」で34.6%となり、運用管理コスト削減は最重要課題となっています。次に「運用管理を担当する人員が不足している」が30.8%、「運用管理の自動化ができていない」が26.1%で続いています。

また、今後導入したいシステム運用管理ソフトウェアの管理機能として、「プロビジョニング自動化」が20.2%で最も多い結果となりました。仮想化技術の浸透などによって、企業のデータセンターでは運用管理の自動化に対するニーズが急速に高まっている状況にあります。プライベートクラウドの要件としても自動化は必須であり、今後需要が拡大すると見られます。

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