2010/10/13の大日本印刷のリリースから。
http://www.dnp.co.jp/news/1222577_2482.html
大日本印刷と、その子会社のエムズコミュニケイトは、女性誌をはじめとする雑誌に掲載された広告の効果測定サービスを、出版社向けに2011年1月に開始するという。
「近年、広告費圧縮の傾向が強まる中、広告主が広告媒体を選定する際の判断材料として、媒体ごとの広告効果測定の必要性が高まってきています。現在、テレビCMでは視聴率や視聴者層を、インターネット広告ではクリック数などのデータを参考にしています。しかし、雑誌については広告効果を判断する手法が確立されていませんでした。そのため、広告出稿を検討している広告主からは、広告効果の「見える化」が強く求められています。」
うーん、僕が昔いた日経BPは20年以上前から、一部雑誌で毎号広告注目率調査をやっていたし、ほぼ全雑誌で読者プロフィール調査を年に1度は実施して、読者像や広告接触態度などの調査を詳しくやってましたよ。
もちろん日経BPの雑誌は定期購読制が殆どで読者の捕捉が容易なため、アンケートがしやすい環境ではあったけど、やる気があればそんなのどんな雑誌でもできるんじゃないのかなあ。そもそもABC協会にも加盟しないで、公称部数しか発表しない(一部のまじめなあるいは読者数が非常に多い雑誌はABC公査を受けているが)ような雑誌業界なのだが。
今頃、「雑誌については広告効果を判断する手法が確立されていませんでした。そのため、広告出稿を検討している広告主からは、広告効果の「見える化」が強く求められています。」なんて言われてもチャンチャラおかしいんだけど。
もちろんこの件では第3者の立場である大日本印刷さんが責められる立場には全くないのですが。どうにもダメになってから動き始める業界(なのか主婦の友社さんだけの問題なのか知らないけど)では、どうにも遅すぎという感じがしないでもない。まあとにかく巻き返して欲しいと願うところだが、私自身もう紙には興味が殆どないのも事実。
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