本調査におけるネットワークカメラ(IPカメラ)とはサーバ機能を持ち、アナログ監視カメラのようにパソコンに接続する必要なく、単独でインターネット網に接続して使用可能な業務用カメラを指す。市場規模は日本・欧州・米国・中国・韓国・台湾のネットワークカメラメーカ37社合計の出荷数量ベースにて算出した。
世界におけるネットワークカメラ出荷台数は、2009年には世界的な不況の影響から1,710千台(前年比106.9%)と微増にとどまった。日本におけるネットワークカメラ出荷台数は、2009年にはやはり不況の影響から260千台(前年比104.0%)と伸びが抑制された。しかし今後は景気回復に連動して世界、日本ともに2012年に向けて、前年比120%前後の好調な伸びを続けていくものと予測する。
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