2009/08/11

調査データ(アクセス解析のみならず)の読み方を3つに総括すると

相変わらず、アメブロのページビュー議論が終わらないようなので、僕なりの総括をすると。原則はそんなに多くないんです(覚えられないし)。

・一つの指標だけで考えない
 技術も進歩するので、指標もいろいろなもので補完すべき。インターネット初期は、”ヒット数”も意味があったかもしれないが、今は無くなっている。しかし当時全く無意味だったかは断言できない。今もページビュー、滞在時間、セッション数、ユニークブラウザ数などなど様々な観点で数字をみて、サイトをよりよくするのに役立つ指標を使おう。

・指標や集計の定義は明示する
 調査データで、サンプリング手法や質問表、回答者数、集計方法を明らかにしないものは信用できない。メディアで数字を出す場合は、当然その根拠を最低限示すべき。大本営発表はよろしくない。新聞のABC考査という第三者機関の調査が入って発表される数字ですら、その信憑性にいろいろと疑いがもたれていることくらいはメディア関係者は知っておこう。

・同じ基準でトレンドでみる
 他社比較も自社比較でもそうだが、結局は上昇下落、その加速度といった視点から数字をみよう。ある一つの指標が意味がなくなった時に、何も手がかりがなくなってはいけないので、複数の指標を利用するのは、そういう点でも必要なわけ。継続性ってやつです。本田技研工業の渡辺さんに言わせれば、「10年と継続しない指標って使えない」ってこと。10年は極端だけど、思想は正しいかなと。

ということで、アクセス解析イニシアチブでようやく標準化分科会を立ち上げますので、乞うご期待。

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