2009/07/10

アクセス解析(ウェブサイト)のKPI指標「カート投入率」

Eric T. PetersonのThe Big Book of Key Performance Indicatorsから。

カート投入率(Cart Start Rate)
ECではカートとチェックアウト・プロセスを表現する特別な指標がいくつかある。カート投入率はどれだけ多くの訪問が、ショッピング・カートに少なくとも一つの品目を入れたかを知ることができる。

定義(Definition)
単純に:
ショッピング・カートにアクセスしたセッション数÷総セッション数=カート投入率
セッションベースでカート投入の有無を決定することができないなら、訪問者ベースでもよい(可能なら)。しかしこの指標でページビュー数をベースにしてはいけない(あるいはどんなコンバージョン率でもそうだが)。

説明(Presentation)
カート投入率は背景情報も伝えるために、常に「カート完了率」「チェックアウト開始率」「チェックアウト完了率」とともに提示すべきである。

期待値(Expectation)
カート投入率は、何をどのように売っているのかをよく示している。ある会社はユーザーが商品をカートに追加した時に価格を見せる悪い習慣をはじめている。いくつかのお店はカートに商品を追加する時に、配送コストや消費税をチェックできるようにしているし、他でも全く理由もなく欲しいリストなどを見せる。


行動(Action)
カート投入率が突然下がったら、その理由は競合が同じ商品の価格を突然値下げしたか、何らかの強力なオファーを出したからだろう。この場合は、大体同じ訪問者数や訪問数を維持するだろう。なぜならショッパーは依然価格調査を続けるからだ。しかしカートに入れる数は少なくなる。この指標が突然あるいは定常的に落ちていることに気が付いたら、商品の閲覧から購入に移る割合が落ちていないかを調べ、ショッピング検索を通じて価格を直そう。

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